ITパスポートの過去問
令和4年度
テクノロジ系 問77

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この過去問の解説 (3件)

01

2が正解です。

トランザクション処理とは、関連した複数の処理を一つの単位(トランザクション)として処理を行うことをいいます。

トランザクション処理ではすべての処理が成功または、すべて失敗のどちらかであることが保証されています。

ACID特性は、トランザクション処理における以下の4つの要素のことで、それぞれの頭文字からその名前が付けられています。

【ACID特性の4つの要素】

「Atomicity(原子性)」トランザクションの処理が全て実行されるか、全く実行されないかのどちらかであることを保証します

「Consistency(一貫性)」データの矛盾がなく、整合性が保たれることを保証します

「Isolation(独立性)」トランザクション処理の内容が外部に影響を与えない独立した状態であることを保証します

「Durability(永続性)」処理が完了したトランザクションの結果は記録され、システム障害が発生した場合も失われないことを保証します

1の解説)インデックスの説明です。

2の解説)正解です。ACID特性のAtomicity(原子性)にあたります。

3の解説)レプリケーションの説明です。

4の解説)データベースの正規化に関する説明です。

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02

データベースシステムにおいて、格納されているデータは常に最良の状態でなくてはなりません。

特にデータベースの操作による影響には十分配慮する必要があります。

(この操作の単位をトランザクションと言います。)

トランザクションについて、次の4つの特性から配慮をします。

原子性Atomicity)

データベースへの読み書きや更新、削除といった操作は実行「される」か「されない」かのどちらかの状態であることです。

通信障害で操作が中途半端になって、データが壊れないということです。

一貫性 (Consistency)

トランザクションはユーザーの意図した通りに実行されるということです。

独立性 (Isolation)

複数のユーザーが同一のテーブルに何かしらの操作を行った際、それによる矛盾の起こらないようにするということです。

永続性 (Durability)

万一のトラブルがあっても、トランザクションは正しく行われるということです。

これらの特性はそれぞれの頭文字をとって、ACID特性と言います。

ACID特性はデータベースシステムのあるべき姿とも言えます。(正解は2)

(1) 探したデータがどこにあるのかというデータ(ポインタ)をあらかじめ用意しておき、探す際はそのデータにアクセスします。

この手法をインデックスと言います。

(3) スケールアウトと呼ばれる手法で、複数のサーバーで処理を分散することでシステム全体の稼働率を上げ、可用性を高めるといった手法です。

もうひとつ、サーバー自体のスペックアップを図るスケールアップという手法もあります。

(4) 正規化とは、テーブルに格納されたデータの矛盾をなくすためのもので、多くの場合は3段階に分けて行われます。

第1正規化

項目が繰り返されることのないように改変を行います。

また計算で求まる値(導出項目)は削除します。

第2正規化

主キーが分かればわかる内容を別のテーブルに分けます。

主キーが分かれば◯◯がわかるというのを部分関数従属といいます。

第3正規化

主キー意外に▲▲が分かれば■■もわかる。といった内容を別のテーブルにします。

この場合主キー意外についての関係を推移的関数従属といいます。

ほかにも、主キーに対して全ての列が関数従属する形にするボイスコッド正規化というのもあります。

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03

トランザクション処理のACID特性とは以下になります。

 原子性(Atomicity)

  全ての処理が実行されるか、または全く実行されないかを保証する性質

 一貫性(Consistency)

  データの矛盾が発生せず、常に整合性が保たれていることを保証する性質

 独立性(Isolation)

  複数のトランザクションを同時に実行した場合も、順番に実行した場合も

  同じ結果になることを保証する性質

 永続性(Durability)

  正常終了後は結果が失われないことを保証する性質

1.不正解です。インデックスのことです。

2.正解です。

3.不正解です。レプリケーションのことです。

4.不正解です。正規化の説明です。

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