ITパスポートの過去問
令和6年度
テクノロジ系 問36

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この過去問の解説 (1件)

01

職場で不要になったPCを廃棄する際の情報漏えい対策として、最も適切なものは以下の通りです。

選択肢1. OSが用意しているファイル削除の機能を使って、PC内のデータファイルを全て削除する。

これは不適切です。ファイル削除機能を使用するだけでは、データは実際にはディスク上に残っており、データ復元ソフトを使用すれば簡単に復元される可能性があります。

 

選択肢2. PCにインストールされているアプリケーションを全てアンインストールする。

これも不適切です。アプリケーションをアンインストールしても、データは残る可能性があります。特にユーザーデータや設定ファイルなどは、そのまま残っていることが多いです。

 

選択肢3. PCに内蔵されている全ての記憶装置を論理フォーマットする。

論理フォーマットも不適切な方法です。論理フォーマットを行うと、ファイルシステムは再構築されますが、データ自体はまだディスク上に残っているため、復元可能です。

 

選択肢4. 専用ソフトなどを使って、PCに内蔵されている全ての記憶装置の内容を消去するために、ランダムなデータを規定回数だけ上書きする。

これは最も適切な対策です。データを完全に消去するためには、単に削除するだけでは不十分で、上書き消去を行う必要があります。専用のデータ消去ソフトウェアを使用して、データをランダムなビットで上書きすることにより、復元が不可能になります。この方法は情報漏えいを防ぐための確実な手段です。

 

まとめ

したがって、PCを廃棄する際には、情報漏えいを防ぐために専用ソフトウェアでデータを上書き消去することが最も効果的です。

 

 

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