介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
こころとからだのしくみ 問102

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問題

介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) こころとからだのしくみ 問102 (訂正依頼・報告はこちら)

脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)に見られる歩行として、正しいものを一つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

脊髄小脳変性症になった方の動作の特徴は、小脳が病気になったことで体を動かすことができても、上手に動かすことができないというものです。3の失調性歩行は酔っ払いのように歩けるけれどふらついている状態の歩行です。
1の小刻み歩行は高齢者や多発的脳梗塞の患者に特徴的な歩幅の小さな歩行です。2の間歇的跛行は、脊髄の血管の血流が悪くなっているときに起こる歩行で、歩こうとすると足に力が入らず、少し休むと普通に歩けるという状態です。4.5はパーキンソン病に見られる歩行特徴です。4は歩こうとしても足が上がらずすり足で歩くもの、5は歩行スピードがだんだん加速し止まらなくなる状態です。

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02

正解は3です。

脊髄小脳変性症の主症状は運動失調であり、失調性歩行がみられます。両足を開き,全身を動揺させ,よろめくように歩く状態となります。

1→小刻み歩行は、パーキンソン病の初期症状でもみられ、歩幅が狭く速度が遅くなったりする状態となります。
2→間欠性跛行は、腰部脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症など血管や神経系が圧迫される事で起こる症状です。歩行していると、次第に下肢の疼痛・しびれ・冷えを感じ、一時的に休むと回復する状態となります。
4→すくみ足歩行はパーキンソン病の初期にみられ、歩き始めの最初の一歩が踏み出せなくなる状態の事をいいます。
5→これもパーキンソン病の症状で見られる歩行障害で、歩行のスピードがだんだん増していき止まれなくなる状態をいいます。

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03

脊髄小脳変性症は、運動に関係ある脊髄や小脳の神経が変性する病気です。また特定疾患のひとつです。
歩行の特徴としては③変調性歩行がみられます。
これは酔ったような不安定な歩行です。

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