介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
介護概論 問73
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問題
介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 介護概論 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
終末期の介護に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
- 利用者や家族の意向に沿った介護を行うようにする。
- 終末期の迎え方を利用者や家族と話し合っておく。
- 終末期の介護に移行する時期は、介護従事者が判断する。
- 家族が利用者とかかわる時間を多く取れるようにする。
- 医療職など他の専門職と密接な連携を図る。
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この過去問の解説 (4件)
01
終末期の介護にあたっては、単なるお世話だけでなく、メンタルケア、看護処置、家族支援が大切になってきます。そのため介護従事者だけで判断するのではなく関連した専門職やご家族の方と話し合ってケアしていきます。
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02
介護職は利用者の意思を尊重し、見守り、支えていきます。終末期という利用者にとって大切な時期の決定を判断するのは、本人またはその家族です。介護者はその決定を尊重し、支持していきます。
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03
終末期に関わらず、本人と家族の意向に寄り添う必要があります。
また、終末期は医療との連携、家族との密な関わりが必要になります。
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04
1.「終末期」とは「死に向かう時期」です。利用者や家族が少しでも安心してその時を迎えられるよう、配慮が必要です。
2.急に終末期だと伝えられるのは混乱が大きくなります。むやみに強調できない話題ではありますが、普段の会話から利用者や家族の意向を聞いておくことも必要です。
3.死を受け入れるのは介護従事者ではありません。利用者本人や家族の判断が第一であり、他職種との相談も必要です。
4.施設であれば訪問回数を増やしてもらう、居宅であれば話しかける機会を増やしてもらうなど、ご家族に協力をお願いします。
5.身体状況についての情報はそれまで以上に重要になります。介護職側の情報と医療側の情報のやりとりを密にする必要があります。
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