介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
介護概論 問76

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問題

介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 介護概論 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

介護老人福祉施設に入所している利用者のTさんが廊下で倒れているのを介護従事者が発見した。肩を軽くたたき、耳元で名前を呼んだが返事がない。次の記述のうち、介護従事者が優先的に対応するものとして、最も適切なものを一つ選びなさい。
  • 助けを呼んで協力を求める。
  • Tさんを医務室に運ぶ。
  • 人工呼吸をする。
  • 自動体外式除細動器(AED)を使う。
  • 119番に通報する。

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この過去問の解説 (4件)

01

答え:1

まず行うのは「助けを求める」ことです。

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02

正解は1です。

まず助けを呼びます。医務室に運ぶにしても、一人でTさんを抱える体制がTさんにとって負担になるかもしれません。3~5については、誰かがTさんのそばにいる必要があります。

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03

正解は1です。

1.一人でできることには限界があります。まず人を呼んで、連携できる体制を整えることが先決です。

2.人を持ち上げることができるのは、持ち上げられる人が力を入れて体を固めてくれているからです。力の入らない人を持ち上げるのはかなりの力を必要とします。持ち上げられる側からしても、首がぐらぐらした状態で持ち上げられることで頸椎にダメージを受けるなど、リスクが高くなります。

3.救命救急の講座を受けると教わりますが、人工呼吸は救急車が到着するまで続けなければなりません。一人で続けられる時間には限度がありますし、そもそもまず人工呼吸を始めてしまっては救急車が来ません。

4・5.AEDを取りに行く間や救急車を呼びに行く間、利用者は放置されることになります。救助者が少なくとも2人いて、一人が人工呼吸を行い、もう一人がAEDを取りに行ったり救急車を呼んだりするのに動く(随時交代する)のが理想です。

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04

正解は1です

2~5も行わなければならないものですが、1が優先です。人を呼んだあとに他の人と協力して2~5を行いましょう。

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