介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
介護技術 問85
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問題
介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 介護技術 問85 (訂正依頼・報告はこちら)
褥瘡の予防に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
- 電動エアマットを使用している場合でも、体位変換は必要である。
- おむつ着用者では、濡れたらすぐに取り替える。
- 長時間の同一体位は避ける。
- 体位変換をして側臥位にした場合、膝を重ねる。
- 車椅子に座っている利用者が、ずり落ちないように防止する。
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この過去問の解説 (4件)
01
2◯ 皮膚の清潔を保ちやすくなります。
3◯ 同じ部位に圧力がかかると、褥瘡ができやすくなります。
4☓ 膝は脂肪がないため、硬いものに長時間触れているとすぐに血行障害を起こし、褥瘡ができやすくなります。
5◯
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02
1.褥瘡を引き起こす要因の一つに「長時間の圧迫」があります。圧迫は長時間同じ姿勢でいることはもちろん、シーツや衣類のシワが原因になることもあります。電動エアマットを使用していても、衣類を整える意味で体位変換は必要です。
2.濡れたおむつをあてたままにしていると、皮膚が濡れている状態が続くことになり、褥瘡ができるリスクが上昇します。おむつを早めに取り替えることで、リスクが軽減します。
3.長時間同じ体位でいるということは、体の一か所が圧迫を受け続けるということです。これは褥瘡の原因となることなので、避けるべきです。
4.褥瘡は、肉の少ない部位でよく見られます。クッションの役目を果たす肉がないと、圧迫がそのまま血流の抑制に繋がるからです。膝は肉の少ない部位であり、膝を重ねた状態にすることは褥瘡ができる可能性を高くします。
5.正しい姿勢で座っているときは体重がおしりからももにかけて分散されていますが、体が傾いてずり落ちそうなときは体重が一か所に集中します。正しい座位姿勢がとれるよう、配慮が必要です。また、体が傾くことで皮膚がこすれることも、褥瘡の原因となります。
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03
膝を重ねると重ねた部分の血行が悪くなり、褥瘡を悪化させてしまいます。
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04
皮膚が接触すると褥瘡を悪化させてしまう可能性がありますのでクッションなどを利用し接触をさけましょう。
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