介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
介護技術 問86

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問題

介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 介護技術 問86 (訂正依頼・報告はこちら)

利用者が点眼する場合の介助時の注意点に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
  • 滴下数は、多いほど効果が増す。
  • 目やには、そのままにしてもよい。
  • 滴下は、眼球の上にする。
  • 点眼容器の先は、まつげに触れないようにする。
  • 複数の薬の点眼は、間を置かずに行う。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は4です。
まつげに触れることで細菌が入ってしまう可能性があるからです。

その他の各選択肢は以下のとおりです。

1→1,2滴で十分です。

2→目脂には、細菌がたくさんついています。そのため、取り除きましょう。

3→眼球の上ではなく眼球の上の方から下瞼に向かって滴下したほうが効果的です。

5→5分以上の間隔が必要といわれています。間隔をあけないと、前にさした目薬の成分が薄くなったり、流されたりする可能性があるからです。

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02

1☓ 1-2滴で十分です。多くても効果は変わりません。

2☓ 細菌が入らないように取り除きましょう。

3☓ 自分がする場合はそれでよいです。しかし、介助されるとなると怖い思いをします。そのため、下瞼に落とす形で眼球に落とすと良いです。

4◯ まつげについた細菌やなみだが逆流して、目薬汚染をしてしまうことがあるため。

5☓ 5分以上開けること。そうしないと先にした目薬が後にした目薬により流されてしまったり、成分が反応しあってしまうこともあるため。

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03

正解は4です。

1.目薬は目全体に行き渡らせることが大切です。必要以上に滴下しても目からこぼれるだけで、こぼれた分はもちろん効果を発揮しません。

2.目は常に涙に覆われることで、菌の侵入を防いでいます。目やにがあると、そこに菌が定着して増殖し、目にも影響を及ぼします。そうならないように、目やにはこまめに拭き取る必要があります。

3.目薬を眼球、特に黒目に向けて滴下するのは、恐怖を感じる人がいます。下瞼を引き下げて「あかんべえ」のようにし、下瞼の裏に滴下すると、恐怖感が少なくなります。

4.容器の先がまつげに触れると、先の部分が汚染されたり容器内の薬液に汚れが混ざったりします。まつげだけでなく、瞼や指なども触れないように注意する必要があります。

5.目になじむことができる薬液の量は1滴分ほどです。薬液が目になじんでいないうちに次の点眼を行うと先に滴下した分があふれて流されてしまうので、5分以上間隔を空ける必要があります。

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04

正解は4です。

1.滴下数は、医師の指示に基づいて行う必要があります。

2.目やには細菌が入りやすいので取り除くようにしましょう。

3.介助を行う際は眼球の上の方から下瞼に向かって滴下したほうが効果があります。

5.医師の指示に基づいて行いましょう。

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