介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
障害の理解 問92

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問題

介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 障害の理解 問92 (訂正依頼・報告はこちら)

慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)の人の日常生活上の留意点として、適切なものを1つ選びなさい。
  • 入浴では、お湯の温度を高めにする。
  • 着替えをするときには、腕を高く上げない。
  • 立ち上がるときには、息を止める。
  • 和式トイレを使用する。
  • 低カロリーの食事を摂取する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 「着替えをするときには、腕を高く上げない。」です。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、たばこ病とも呼ばれています。

運動時の息切れや、慢性気管支炎といった、たばこが原因の呼吸器疾患の事を指します。

日常生活においては、息切れするような動作を避けるようにします。

入浴も高い温度のお風呂につかると体力を消耗して息切れしてしまう事があるので、ぬるめのお湯につかるかシャワーで短時間で済ませるようにします。

また体力を維持する為にも、ある程度カロリーのある食事をする事も大切です。

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02

正解は 「着替えをするときには、腕を高く上げない。」 です。

慢性閉塞性肺疾患の症状は咳、痰、呼吸困難があります。日常生活では肺が圧迫されてしまうような姿勢をすると、呼吸がしづらくなるため注意が必要です。生活を快適におくる上で注意が必要なことは以下の通りです。

・着替える時は、前かがみにならないよう椅子に座ったり、手を上にあげないようにする。

・入浴時は水圧がかからないように半身浴にする。

・栄養バランスのとれた食事をする。

・水分をしっかり取る。

・感染症に注意し、うがい手洗いをしっかりと行う。

以上をふまえ、「着替えをするときには、腕を高く上げない。」が適切です。

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03

正解は「着替えをするときには、腕を高く上げない。」です。

選択肢1. 入浴では、お湯の温度を高めにする。

(×)お湯の温度が高いと血圧上昇、呼吸数増加が起こりやすくなります。

選択肢2. 着替えをするときには、腕を高く上げない。

日常生活を送る中で体に負担がかかったり、肺を圧迫することで呼吸の障害が出やすくなります。

選択肢3. 立ち上がるときには、息を止める。

(×)息を止め立ち上がることは力んでしまう原因にもなり肺に負担がかかります。

選択肢4. 和式トイレを使用する。

(×)和式トイレは洋式トイレよりも動作が大きくもなり体に負担がかかります。

選択肢5. 低カロリーの食事を摂取する。

(×)他に疾患があるために低カロリーの食事を摂ることは間違っていませんが、慢性閉塞性肺疾患であればカロリーを摂取することで体力が作られますので適切ではありません。

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