介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
生活支援技術 問51
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 生活支援技術 問51 (訂正依頼・報告はこちら)
食品の凝固に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- ゼラチン(gelatin)は沸騰した湯で溶かす。
- 寒天は常温で固まる。
- 片栗粉は熱湯で溶いてから加える。
- ペクチン(pectin)は精製塩で固まる。
- 増粘剤(とろみ剤)は添加後、かき混ぜずに提供する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:ゼラチンは水で十分にふやかしてから、湯煎で溶かします。
初めからお湯で溶かすと、ダマになってしまい、うまく溶けません。
3:片栗粉は熱で固まる性質があるため、水で溶いてから加えて、かき混ぜながら熱します。
4:ペクチンは、酸と糖分に反応して固まります。
主に、果物でジャムを作る際にゲル化剤として使われます。
5:とろみ剤は、添加後に十分にかき混ぜて提供します。
そのまま提供してしまうと、口の中に粉の塊が入ってしまったりして、誤嚥の原因となります。
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02
1×:ゼラチンは、常温〜冷たい水でふやかしてから湯せん・電子レンジを用いたり、温かい液体などを加えて溶かします。お湯で溶かすとダマになってしまったり、加熱をして溶かす際に沸騰させると固まりにくくなったりします。
2○:寒天は常温で固まります。溶かす際には、沸騰させて溶かします。ゼラチンは常温では固まりません。
3×:片栗粉は、水で溶かしてから使用します。高温の液体に直接入れると凝固してしまい、ダマになりやすいです。
4×:ペクチンは、ジャム等を作る際に用いられるゲル化剤の一種です。ゲル化には、砂糖・酸が必要となります。
5×:増粘剤(とろみ剤)は、よくかき混ぜながら加えていきます。入れた後にかき混ぜると、とろみが均一にならずダマになってしまう場合があります。
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03
各選択肢については以下のとおりです。
1→ゼラチンは水で溶かします。お湯で溶かすのは寒天です。
3→片栗粉は水で溶きます。
4→ペクチンはpH2.7~3.5、砂糖55~80%で固まります。
5→かき混ぜます。ダマになっているとのどにつかえてしまう可能性があるからです。
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