介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
生活支援技術 問56

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問題

介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 生活支援技術 問56 (訂正依頼・報告はこちら)

片麻痺のある利用者が着脱できる衣服を選択するときの助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 留めるボタンが小さいブラウスを勧める。
  • かぶり式のセーターを勧める。
  • 股上またがみの浅いスラックスを勧める。
  • 伸縮性のないスラックスを勧める。
  • ウエストをひもで結ぶスラックスを勧める。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は”2”です。

1×:ボタンが小さな衣服は、ボタンを留めたり外したりする動作が方麻痺の方には難しいです。適切な衣服とは言えません。

2○:かぶり式のセーターは伸縮性もあり、ボタンなどを止める必要もない為に適しています。
着衣をする場合は、患側上肢→頭→健側上肢の順、または患側上肢→健側上肢→頭の順に行ないます。

3×:スラックスの股上が浅いと、股の部分からウエストまでの丈が短くボタンやファスナーを止める事が難しかったり、スラックスの全周に手が周りきらず、下着が見えてしまうことがあるため、適していません。

4×:方麻痺の方の衣服を選ぶ際は、伸縮性のあるものが適しています。伸縮性のない衣服は適切ではありません。

5×:ひもを縛る動作は両手を使用する必要があるため、適切ではありません。

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02

正解は2です。
伸縮性があり、ボタンや留め具、ひものように両手を使って行う作業がないからです。

各選択肢については以下のとおりです。
1→ブラウスは伸縮性がありません。片麻痺のある人にとって、手先の作業のボタンは大変です。

3→股上が浅いとしっかりと履けず、特に麻痺のある側が下がりやすくなります。

4→伸縮性のないという部分が誤りです。

5→ひもを結ぶ作業は、手先がきかない片麻痺のある人にとって、大変な行為です。

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03

正解は 2 です。

1:ブラウスもボタンも片麻痺でも練習すれば1人で着脱することも可能ですが、選択する衣服として勧めるほど着やすいものではありません。

3:スラックスは、ボタンやファスナーで前開きになるような構造です。股上が浅いとその分腰回りがきつくなり、ボタンやファスナーがとめにくく、片麻痺の人には向いているとは言えません。

4:先述したようにスラックスはボタンやファスナーで前開きとなっているため、伸縮性がないとかなりボタンやファスナーがとめづらくなってしまいます。

5:片麻痺の人ではひもを結ぶことが困難なため、ひもで結ぶスラックスは不向きです。

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