介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
生活支援技術 問60
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 生活支援技術 問60 (訂正依頼・報告はこちら)
介護老人福祉施設で臨終期にある人の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 昼夜の区別を明確にするような照明にする。
- 定期の入浴を行う。
- 夜間の巡回は控える。
- 安楽な体位を保持する。
- 仲の良い入所者の面会を控える。
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この過去問の解説 (3件)
01
安らかな最期を迎えられるように、少しでもご本人が楽な姿勢で、気持ちが落ち着けるような体制が必要です。
各選択肢については以下のとおりです。
1→落ち着いて生活できるような環境が大切です。無理に明るくするような照明は避けます。
2→入浴は心臓に負担がかかります。定期の入浴は不必要です。ご本人やご家族のご希望として、入浴がある場合は、医師に相談する必要があります。
3→夜間の急変も考えられます。巡回は必要です。
5→ご本人のため、また面会を希望されている方のためにも面会はさせるべきです。
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02
1×:家族や親しい人と静かに過ごせるようにすることを優先し、明るさや室温等の環境整備を行う必要があります。夜であっても必要があれば照明は落とさずに対応します。
2×:入浴は負担が大きいため、不適切です。臨終間近になると汗が多く出るため、部分浴や清拭を行い、体を清潔に保つ事が必要です。
3×:いつ急変しても対応出来るよう、24時間体制での見守りが必要です。
4○:臨終が近づくにつれ、身体の動きが少なくなり、自分で体位を変えられなくなります。苦痛を緩和するためにも、できるだけ呼吸が楽な体位にし、安楽な姿勢を保持出来るよう工夫します。
5×:仲の良い入所者と面会することは、生き甲斐や喜びとなります。本人が希望をしている場合は積極的に行ないます。
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03
1:かけつけたご家族と一緒に過ごす時間を大切に出来るよう、必要であれば昼夜問わず照明をつけたままにしておくような配慮が望まれます。
2:臨終期の人にとって、入浴は命がけとなることがあります。
そんな時には、無理に定期入浴はせず、清拭や部分浴で対応するようにします。
3:急変をいち早く察知するためにも、夜間の巡回は通常通りか、状況によっては頻度を増やすべきです。
5:利用者が安らかに過ごせるよう、本人が望む面会は、積極的に行えるよう支援していくべきです。
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