介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
介護過程 問61
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 介護過程 問61 (訂正依頼・報告はこちら)
アセスメント(assessment)に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 今できている活動の分析はしない。
- これからできそうな活動の予測はしない。
- 利用者が嫌がることは検討しない。
- 他職種からの情報は検討しない。
- 1つの情報だけで検討しない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1×:利用者の抱えている課題(出来ない部分など)だけではなく、出来ていることや今後の可能性、潜在能力などプラスの側面も積極的に取り上げます。
2×:これから出来そうな活動の予測は必要です。アセスメントは、利用者の抱える課題だけではなく、利用者の強さ(ストレングス)に着目していく事が重要な視点となります。
3×:解決すべき課題は、利用者が持ち込んで来た課題とは異なる場合もあります。また、課題を解決する為には利用者が嫌がる内容も出てきます。
支援者は、利用者の抱える課題を解決していく為になぜその取り組みが必要なのかを、利用者に寄り添いながら丁寧に説明し、理解を促していく支援が必要となります。
4×:利用者の抱える課題の本質を把握していくためには、多方面からの情報収集も活発に行ないます。様々な情報を集め、客観的な視点を持ち分析・整理をしていく事がアセスメントであり、その後の援助計画策定(プランニング)に繋げます。
5○:インテーク・アセスメントで集められた様々な情報に対して、客観的な視点を持ち分析・整理をしていきます。1つの情報だけで検討をする事は不適切です。
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02
各選択肢については以下のとおりです。
1→「できる活動」「している活動」の間のズレを見つけ、目標と現実とのギャップを明確にし、支援を考えていく必要があります。
2→「できそうな活動」は今後の目標になり得ます。検討項目です。
3→活動の阻害因子、促進因子の双方に目を向けます。本人が嫌がるというのは阻害因子の一つです。
4→客観的な情報として必要です。またチームでケアを行っていくため、必要です。
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03
アセスメントとは、簡単に言うと「評価」のことです。
現状や目標の達成状況などを把握するなどの意味で使われます。
1:現在できていることはできている事として把握することでもう一段階上の目標を設定することが可能となります。
2:これからできそうな活動を予測することで、適切な目標設定や支援を検討することができます。
3:利用者本位のサービス提供において、嫌がることをしないというのは大前提です。
しかし例えば「面倒だからリハビリはしたくない」「お風呂に入ると疲れるから入りたくない」などの主張を認めてしまうことは、将来的に本人を苦しめる要因となりかねませんので、まずは本人の意思と内容の重要性を照らし合わせて検討する必要があります。
4:いろんな方面からみた状況を判断することは、よりよい支援に繋がります。
他職種であっても情報は積極的に取り入れるべきです。
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