介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
障害の理解 問96
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) 障害の理解 問96 (訂正依頼・報告はこちら)
Eさん(35歳、女性)は、出産時に脳出血(cerebral hemorrhage)を起こした。現在は片麻痺で車いすを利用し、高次脳機能障害(higher brain dysfunction)による注意障害を持ちながら、乳児を育てている。このようなEさんに対して、多職種による支援が行われることになった。
Eさんにかかわる専門職とその支援内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
Eさんにかかわる専門職とその支援内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 社会福祉主事が家事援助サービスを提供する。
- 保健師が子育て相談を行う。
- 身体障害者福祉司が治療体操を行う。
- 知的障害者福祉司が精神障害者福祉手帳の申請を行う。
- 介護支援専門員(ケアマネジャー)がサービス等利用計画を作成する。
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この過去問の解説 (4件)
01
保健師の子育て相談は、Eさんのような場合だけでなく、どの母子にも行われるという点も併せて覚えておきましょう。
1:家事援助サービスの提供は、訪問介護員になれるヘルパーや介護福祉士などの資格を持つ人にしかできません。
3:身体障害者福祉司は、身体障害者のさまざまな相談にのることを仕事しています。
治療体操は、理学療法士(PT)の仕事です。
4:知的障害者福祉司も身体障害者福祉司と同じように、知的障害者のさまざまな相談にのったり指導を行うことを仕事としています。
精神障害者福祉手帳の申請も一見行えそうに見えますが、基本的に本人もしくはその保護者しか行えないことになっています。
5:介護保険法にのっとったサービスはまだ受けられない年齢ですので、介護支援専門員による支援は受けられません。
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02
Eさんが乳児を育てているというところがポイントです。
各選択肢は以下のとおりです。
1→家事援助は、訪問介護員が行うものです。社会福祉主事は行えません。
3→身体障害福祉司は、医療を受けたいときや施設で訓練を受けたいときなどの相談にあたる人です。治療体操は行いません。
4→精神障害者保健福祉手帳の代理申請は、家族または医療機関関係者です。
5→Eさんは介護保険のサービスの対象者ではありません。よって不適切です。
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03
1×:障害者福祉サービスにおいての家事援助は、居宅介護(家事援助・身体介護)に当てはまります。家事援助を行なう役割は、訪問介護員です。
2○:Dさんは、乳児を抱えています。保健師は子育ての相談として家庭訪問を行ない、Dさんの生活全般を見ていく役割が期待できます。
3×:身体障害者福祉司とは、「身体障害者更生相談所や福祉事業所で、身体障害者の福祉に関して福祉事務所所員に技術指導を行ない、身体障害者の相談・調査・更正援護の要否や種類の判断、本人への指導等の業務のうち、専門的技術が必要な仕事を行なう」とされています。
治療体操を行なうのは、理学療法士の役割です。
4×:精神保健福祉手帳の申請は、本人と、代理で家族・医療機関関係者が行なう事ができます。知的障害者福祉司が申請を行なう事はできません。
5×:介護支援専門員(ケアマネージャー)とは、介護保険制度においてケアマネジメントを実施する人です。
Eさんは介護保険制度の対象者ではなく、不適切です。
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04
1:×
2:子育てをする者の相談相手となり、
適切な栄養指導、育児指導をおこなう専門職としては保健師が適当です。
3:×
4:×
5:×
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