介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
こころとからだのしくみ 問97
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) こころとからだのしくみ 問97 (訂正依頼・報告はこちら)
記憶に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 短期記憶では、膨大な情報の貯蔵が可能である。
- 記憶には、記銘と保持と想起の3つの過程がある。
- 手続き記憶とは、自分に起こった出来事に関する記憶である。
- エピソード記憶とは、一般的な知識についての記憶である。
- 記憶の処理は、中脳で行われる。
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この過去問の解説 (4件)
01
記憶は基本的に以下の様な過程を持って用いられます。
【記銘】記憶を脳に刻む
【保持】脳内で記憶を保存する
【想起】その記憶を思い出す
1:短期記憶として保持できる情報量にはある程度の制限があります。
記憶できる期間はせいぜい2週間程度で「昨日の夜見たテレビの内容」「先週末食べた食事の内容」など簡単なものがほとんどです。
3:手続き記憶とは、自転車の乗り方や泳ぎ方のように一度覚えたら忘れない記憶のことを言います。
4:エピソード記憶とは、小学生の頃の思い出などの自分が体験した記憶のことを言います。
5:記憶の処理は、海馬というところで行われています。
アルツハイマー型認知症では、この海馬の委縮が見られます。
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02
1×:短期記憶とは、短期的に保持される記憶のことです。持続時間、容量に限界があるとされています。
2○:「記銘」とは、経験を記憶に留めておくことです。
「保持」とは、記銘したものやことを、記憶の中に保存しておくことです。
「想起」とは、保持してきた記憶の内容を、必要に応じて思い出す事です。
3×:手続き記憶とは、技能や手続き、ノウハウを保持するものです。
自分に起こった出来事に関する記憶は、「エピソード記憶」です。
4×:エピソード記憶とは、自分に起こった出来事に関する記憶です。
一般的な知識についての記憶は、「意味記憶」です。
5×:記憶を処理するのは、海馬です。短期記憶を処理し、捨てるべき記憶か長期記憶として残しておくのかを振り分けます。海馬は、大脳辺縁系の一部です。
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03
各選択肢は以下のとおりです。
1→短期記憶は、比較的短い、秒単位の時間しか保持されない記憶です。
3→手続き記憶とは、説明できない、体が覚えているような記憶です。自分に起こった出来事に関する記憶は、エピソード記憶です。
4→一般的な知識についての記憶は意味記憶です。
5→中脳ではなく、大脳辺縁系にある海馬です。
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04
1:短期記憶とは、短期間保持される記憶です。
2:記憶は、保持時間の長さの違いから、
感覚記憶、短期記憶、長期記憶に分けられます。
3:手続き記憶は思考を介さずに獲得され再現される物事の手順についての記憶です。
4:エピソード記憶は、個々の経験・体験の記憶をしめします。
5:記憶はいったん脳の奥の海馬という部位に保存されます。
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