介護福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
こころとからだのしくみ 問99
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問題
介護福祉士国家試験 第27回(平成26年度) こころとからだのしくみ 問99 (訂正依頼・報告はこちら)
糖尿病(diabetes mellitus)のある人の身支度の介護で、異変の有無について特に観察すべき部位として、適切なものを1つ選びなさい。
- 毛髪
- 耳介
- 鼻腔びくう
- 手指
- 足趾そくし
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この過去問の解説 (4件)
01
糖尿病を患うと、足のちょっとした傷から下肢切断へと繋がってしまう自体になることがあります。
背景として、神経障害があり足の感覚が鈍くなるため傷の発見や治療が遅れてしまったり、普段は靴や靴下を履いているために観察する機会がなく発見や治療が遅れがちになってしまう事があります。
通常、足にできた小さな傷は健康であれば自然治癒で回復するために大きな問題とはなりませんが、糖尿病の場合には小さな傷から下肢切断へと至るケースが多く、介護者は注意をしておく必要があります。
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02
糖尿病では合併症として末梢神経障害があります。また血行障害も起こります。これにより、足の指先の感覚がマヒし、指先にまで血液が届かない状態でも気づかず、壊疽を起こします。壊疽は組織が死ぬことです。壊疽が広がり、下肢切断のケースもあります。
指先の色が変わっていないか、確認することが大切です。
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03
糖尿病が進行すると足の先などの末梢神経が麻痺したり、血流が悪くなったりします。
人の体は血液が運搬する酸素などによって維持されているため、血流が滞ってしまうとそこから壊死が始まってしまいます。
またちょっと深爪をしてしまった程度でもそこからばい菌が入り込み壊死を進めてしまうこともあります。
通常壊死するほどの状態ですと強い痛みを感じるのですが、糖尿病により末梢神経が麻痺しているとその痛みを感じられず気が付いたら壊死が進んでおり切断を余儀なくされるという場合も少なくありません。
介護士はその可能性を常に頭に入れて、頻繁に状態を確認・把握しておく必要があります。
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04
1:×
2:×
3:×
4:×
5:糖尿病により神経の障害があると、足趾(指)のしびれや痛みを生じます。
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