介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
認知症の理解 問83
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 認知症の理解 問83 (訂正依頼・報告はこちら)
Cさん(80歳、女性)は、軽度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断され、訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けて自宅で一人暮らしをしている。几帳面な性格で、大切な物はタンスの中にしまっている。最近物忘れが多くなってきた。
ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪ねると、Cさんが、「泥棒に通帳を盗まれた」と興奮して訴えてきた。部屋はきれいな状態であった。
訪問介護員(ホームヘルパー)のCさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪ねると、Cさんが、「泥棒に通帳を盗まれた」と興奮して訴えてきた。部屋はきれいな状態であった。
訪問介護員(ホームヘルパー)のCさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 保管場所を忘れたのだろうと伝える。
- 気分を変えるために話題を変える。
- 一緒に通帳を探すことを提案する。
- 認知症(dementia)が進んできたための症状であることを伝える。
- 通帳の保管場所を忘れないように保管場所に目印をつけてもらう。
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この過去問の解説 (3件)
01
本人と一緒に通帳を探すことで、見つけられれば本人の主張を否定することなく、勘違いに気づかせてあげることができます。
1、2、4 本人は泥棒に盗まれたと考えています。これらの対応は本人にとっては真剣に話を聞いてくれないと感じられるもので、適切ではありません。
5 無事に通帳を見つけられたなら、その後に提案するとよい対応です。
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02
一緒に探すことは認知症の人に寄り添う対応であり、適切な判断です。
1.4.本人の自尊心を傷つける可能性が高く不適切な対応です。
2.ごまかすような対応は適切ではありません。本人をさらに不安にさせ、症状を悪化させることにつながります。
5.見つけた後に行なうべき対応です。
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03
興奮を落ち着かせるために、本人と会話をしながら一緒に通帳を探すことを提案し、本人立会いのもとで探します。
見つかった後に本人に保管場所がわかりやすいような工夫(目印、メモに書く等)の提案も有効です。
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