介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
認知症の理解 問85
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 認知症の理解 問85 (訂正依頼・報告はこちら)
認知症(dementia)の妻を介護している夫から、「死別した妻の父親と間違えられてつらい」と相談されたときの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 妻が間違えないようになることは難しいと説明して、諦めるように伝える。
- 間違いを訂正すればするほど、妻の反発や興奮を引き起こすことを説明する。
- 認知症(dementia)の人によくみられることで、他の家族も同じ思いであることを伝える。
- 間違えられるつらさをよく聴いて、誤認を否定せずに、いつもどおりの態度で接するように勧める。
- 夫がうつ状態であることの可能性を説明して、夫自身の精神科の受診を勧める。
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この過去問の解説 (3件)
01
まずは夫のつらさを受け入れてあげることが大事であり、正しい対応です。
1.諦めるように伝えることは適切ではありません。
2.3.夫の気持ちを受け入れる対応になっておらず不適切です。
5.うつ病と判断するのは飛躍しすぎで不適切な対応です。
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02
認知症である妻の間違いは、否定せずにそのまま受け入れる方が本人にとっては望ましい対応です。
しかし、介護の専門職ではない家族にとってはつらいものであり、夫の精神面をサポートしつつ、アドバイスすることが大切です。
1,2,3 夫の「つらい」という思いにこたえていないため、ふさわしくありません。
5 夫の感情は家族としては自然なもので、うつ病と決めつけるのは短絡的です。
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03
妻の間違いは否定せず、そのまま受け入れます。
介護職としては、夫の精神面をサポートしつつ、対処法をアドバイスします。
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