介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
人間関係とコミュニケーション 問3

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問題

介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 人間関係とコミュニケーション 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

Bさん(90歳、男性)は、介護老人福祉施設に入所することになった。一人暮らしが長かったBさんは、入所当日、人と会話することに戸惑っている様子で、自分から話そうとはしなかった。介護福祉職は、Bさんとコミュニケーションをとるとき、一方的な働きかけにならないように、あいづちを打ちながらBさんの発話を引き出すように心がけた。

このときの介護福祉職の対応の意図に当てはまるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 双方向のやり取り
  • 感覚機能低下への配慮
  • 生活史の尊重
  • 認知機能の改善
  • 互いの自己開示

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。どれも介護福祉職従事者にとって大切な姿勢ですが、設問のケースはどれに当てはまるかを考えます。

1.話すことに戸惑っている利用者様に対し、一方的な働きかけを控えるという姿勢で利用者様の負担を和らげています。

2.適切な補助器具の提案・使用などの姿勢がこれに当たります。

3.入所後もできる限り従来の生活を続けるられるよう取り組むなどの姿勢がこれに当たります。

4.見当識訓練の提供などがこれに当たります。

5.設問の介護福祉職の対応は自分からの発話を極力控えたものとなっています。

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02

介護福祉職の双方向を意図したコミュニケーションに関する問題です。

1.双方向の働きかけとして適しています。1が正解です。

2.感覚機能の低下の記載がありませんので適していません。

3.設問では生活史の尊重よりも現在の生活にを意図したコミュニケーションを行っているので適していません。

4.認知機能に問題があるという記載はないので適していません。

5.本人の意思で自己開示は行われます。互いの自己開示を意図したコミュニケーションとはこのケースでは言えません。

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03

最も適切なものは1です。
問題文中に「一方的な働きかけにならないように、あいづちをうちながらBさんの発話を引き出すように心がけた」とあるからです。

他の選択肢2.3.4.5は人と接するときに大切にすべき事柄には違いませんが、問題文中にそれらに関連する情報が書かれていません。よって「最も適切」にはあてはまりません。

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