介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
生活支援技術 問56
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問題
介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 生活支援技術 問56 (訂正依頼・報告はこちら)
眠れないと訴える高齢者に介護福祉職が行う助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 起床時に日光を浴びるように勧める。
- 日中、長い昼寝をするように勧める。
- 夕食後2時間以内に就寝するように勧める。
- 寝る前に緑茶を飲むように勧める。
- 決まった就床時刻を守るように勧める。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.日中の長い昼寝は1日の生活リズムを乱してしまいまい、夜の睡眠の質を低下させてしまいます。助言としては望ましくありません。
3.食事を採った後すぐの睡眠は身体の消化吸収の時間と重なってしまうため、睡眠が浅くなります。よって、この設問は助言としては望ましくありません。
4.緑茶にはカフェインが含まれています。カフェインは覚醒作用を促す効果があるので、就寝前の緑茶は眠りを浅くしてしまう原因として考えられています。よって、この設問は助言としては望ましくありません。
5.決まった就床時刻を守るような、行動を制限する発言は助言としては望ましくありませんので、この設問は間違いです。
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02
毎朝決まった時間に日光を浴びることによって体内時計をリセットし、セロトニンというホルモンが分泌されます。
セロトニンを原料として眠くなるホルモンであるメラトニンが合成されるため睡眠リズムを整える効果が期待できます。
2.×
長時間の昼寝は夜の睡眠を妨げる恐れがあります。
3.×
食後すぐに寝てしまうと消化吸収に支障を来たします。
また眠っていても胃腸は活発に動いている状態のため眠りが浅くなります。
食事は就寝の2時間前までには済ませることが望ましいです。
4.×
緑茶には覚醒作用のあるカフェインが含まれます。
カフェインは摂取後20分ほどで効果が出てくると言われているため、就寝後短時間で覚醒してしまう原因になると考えられます。
5.×
「眠れない」との訴えに対し、決まった時間に寝るように勧めることは不適切です。
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03
日光を浴びると、睡眠ホルモン分泌抑制に効果があるといわれており、睡眠ホルモンのバランスがよくなってくると期待されます。
他の選択肢については以下のとおりです。
2.誤りです。
日中、長い時間昼寝をするとかえって、夜眠れなくなってしまいます。
3.誤りです。
消化のために夕食と就寝時間の間は少なくても3時間の間隔があるのが望ましいといわれています。
4.誤りです。
緑茶にはカフェインが含まれているため、かえって眠れなくなります。
5.誤りです。
利用者の訴えに対して、解決になっていません。
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