介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
生活支援技術 問57

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問題

介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 生活支援技術 問57 (訂正依頼・報告はこちら)

施設における安眠を促すための環境に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 湿度は20%以下に設定する。
  • 寝衣は、体に密着した形のものを選ぶ。
  • 冷暖房の風が、体に直接当たるようにする。
  • 夜間の照明は、部屋全体がはっきり見える明るさにする。
  • 介護福祉職同士の会話が響かないようにする。

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この過去問の解説 (3件)

01

最も適切なものは5です。
睡眠時の音についてですが、リラクゼーション効果のある音楽であれば問題ありませんが、人の声が一番睡眠を阻害するといわれています。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.誤りです。
湿度は50%~60%が良いといわれています。

2.誤りです。
体を締め付けないゆとりのあったものの方が良いです。

3.誤りです。
直接、風が当たるのは体によくないです。健康な人の活動時間帯であっても、冷房の風が直接あたって関節痛を感じたり、風邪をひいたりします。体に良くないことは想像できるのではないでしょうか。

4.誤りです。
光を浴びると脳が活性化してしまいます。また体内時計がくるってしまうことにもつながります。

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02

1.×
湿度20%以下は乾燥し過ぎです。
湿度は40~60%を保ちましょう。

2.×
体に密着する寝衣は窮屈であり不快感の原因になります。
締め付けのない、ゆったりした寝衣を選びます。

3.×
冷暖房の風が体に直接あたると寒すぎる/熱すぎることによる不眠の原因になります。
また乾燥することで不快感を与えてしまうため、冷暖房の風は直接当たらないように調整することが必要です。

4.×
安眠のためには、部屋は極力暗くすることが望ましいです。
明るすぎる照明は入眠障害や夜間覚醒の原因になります。
照明は必要な場所にだけ、間接照明等の明るすぎないものを使用しましょう。

5.○
施設において、夜間の話し声は大変不快で安眠を妨げます。
職員同士の会話が響かないよう配慮しましょう。

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03

1.室内で快適な湿度は40~60%とされています。設問の20%は乾燥をしている状態になるので適していません。

2.体に密着した寝衣を着用すると、圧迫感や風通しの悪さで発汗や寝苦しさに繋がります。安眠を促す際にはゆとりのある服を選びましょう。よって、設問は間違いです。

3.冷暖房の風が、体に直接当たると、皮膚がや喉の乾燥を起こしてしまいます。また、血行不良の原因となるので、寝つきが悪くなり、睡眠の質を下げてしまいます。設問は間違いです。

4.夜間の照明は明るすぎると、睡眠の妨げとなるので不適切です。間接照明等のような薄明かり、足元だけを照らす照明を用いることで睡眠の質の低下を抑えることに繋がります。

5.安眠を促すためには、不必要な音が聞こえないようにすることが求められます。よって5が正解になります。

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