介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
生活支援技術 問58
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問題
介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 生活支援技術 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
睡眠薬を服用している高齢者への介護福祉職の対応として、適切なものを1つ選びなさい。
- アルコールと一緒に服用してもらった。
- 服用後、1時間は起きているように伝えた。
- 日中、ふらつきがみられたので医師に伝えた。
- 通常の量では眠れないと言われたので、追加して飲むように伝えた。
- 体調に合わせて服薬時間を変更した。
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この過去問の解説 (3件)
01
睡眠薬の副作用の一つにふらつきがあります。ふらつきがみられるということは、筋肉の緊張状態がゆるみ、転倒しやすくなることにもつながります。薬があっていないことも考えられるため、医師に報告するのが適切です。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
アルコールと睡眠薬の併用は肝臓にダメージを与えるとともにお互いの作用を増強させることになり危険です。
2.誤りです。
睡眠薬は就寝前に服用し、服用後に寝るのが適切です。
4.誤りです。
服用量のコントロールは医師がすべきことであり、介護福祉職ができるものではありません。
5.誤りです。
睡眠薬は就寝前の服用です。
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02
・肝臓の代謝に障害が生じる
・酩酊状態になりやすい
・薬の副作用の症状が出現する
等を引き起こしてしまいます。
2.服用後、1時間は起きているようにという、行動を制限・制御しようとする発言は不適切です。
3.日中、ふらつきがみられるような、日中の行動の異常や副作用がある場合は医師に相談することが求められます。よって、3が正解です。
4. 薬の使用量を介護福祉職の判断だけで決めるのではなく、医師に相談する必要があります。よって、この設問は間違いです。
5. 薬の服薬時間を介護福祉職の判断だけで決めるのではなく、医師に相談する必要があります。よって、この設問は間違いです。
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03
アルコールによって睡眠薬の効果が増強したり弱まる恐れがあります。
2.×
睡眠薬には、入眠を促す効果のあるものや睡眠状態を継続させる効果のあるものなど、種類があります。
特に入眠を促すタイプの睡眠薬は、服用後すぐに就寝する必要があります。
服用後も起きていると、眠れなくなってしまいます。
3.○
日中のふらつきは、睡眠薬の影響が考えられます。
薬の種類や量の調整が必要な場合もあるため、医師に報告します。
4.×
服用量を決めるのは医師です。
介護福祉職が決められることではありません。
5.×
医師の指示がない限り、薬の服用時間を変更することはできません。
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