介護福祉士の過去問
第32回（令和元年度）
こころとからだのしくみ 問104

1.×
正常な尿にタンパクが混ざることはほとんどありません。
腎臓に異常がある場合、腎臓の濾過機能を通過して尿にタンパクが混ざります。

2.×
正常な尿に糖が含まれることはありません。
尿に糖が含まれる場合、糖尿病や甲状腺機能亢進症などが疑われます。

3.×
尿は排尿されるまでは無菌ですが、排尿後空気に触れる状態で放置しておくと細菌が繁殖し臭います。
排尿直後から刺激臭がする場合は、膀胱や尿路に炎症を起こしていることがあります。

4.×
尿はpH5～7であり、中性です。

5.○
健康な人の尿は淡黄色～淡黄褐色で透明です。

最も適切なものは５です。
尿の色にはウロビリンという物質が関係します。

他の選択肢については以下のとおりです。

１．誤りです。
正常な尿ではほとんど排出されません。

２．誤りです。
正常な尿ではほとんど排出されません。

３．誤りです。
排尿直後はにおいがなく、その後、排出された尿が空気に触れることで、細菌が尿中の物質を分解し、アンモニア臭が発生します。

４．誤りです。
アルカリ性ではなく弱酸性です。

1.正常な尿では、たんぱく質はほとんど排出されません。よって、1は間違いです。

2.正常な尿では、ブドウ糖はほとんど排出されません。よって、2は間違いです。

3. 正常な尿では排尿直後にアンモニア臭がすることはありません。よって、3は間違いです。

4. 正常な尿では排尿直後は弱酸性です。よって、4は間違いです。

5.排尿直後は淡黄色で透明です。5が正解になります。