介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
こころとからだのしくみ 問107
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問題
介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) こころとからだのしくみ 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
終末期に自分が望むケアをあらかじめ書面に示しておくことを表す用語として、正しいものを1つ選びなさい。
- ターミナルケア( terminal care )
- インフォームドコンセント( informed consent )
- リビングウィル( living will )
- デスカンファレンス( death conference )
- グリーフケア( grief care )
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この過去問の解説 (3件)
01
ターミナルケアとは、病気により余命わずかになった方に対して行なわれる医療・看護・介護的ケアのことです。
痛みやストレスなどの苦痛を取り除き、心穏やかに過ごして頂くことが目的です。
2.×
インフォームドコンセントとは、「説明と同意」のことです。
病気やケガをした時、患者本人が治療方針を決められるよう病院側は治療方法や療養生活についての丁寧な説明を行ない、患者の同意のもと治療が行われます。
3.○
リビングウィルとは「生前の意思」という意味です。
終末期においてどのような治療やケアを望むのか事前指示書に書いておくことで、意思表示ができない状態になっても希望するケアを受けることができます。
事前指示書のことをリビングウェルと呼ぶこともあります。
4.×
デスカンファレンスとは、患者の死後に行なわれる会議のことです。
ケア内容の振り返りや遺族ケアの方向性を決めます。
5.×
グリーフケアとは、死別を経験し深い悲しみの状態にある人に対し寄り添い、援助することです。
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02
ウィルは意思のことです。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
ターミナルケアは終末期医療のことを指します。
2.誤りです。
インフォームドコンセントは意思と「患者の十分な情報を得た上での同意」です。
4.誤りです。
デスカンファレンスとは亡くなった患者のケアを振り返り、今後のケアに生かしていくためのものです。
5.誤りです。
グリーフケアは大切な誰かを亡くした喪失感に対するケアです。
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03
2.インフォームドコンセントは、治療/支援方法を説明して、本人に理解・同意してもらう時に使われる用語です。よって、2は違います。
3.リビングウィルは終末期に自分が望むケアをあらかじめ書面に示しておく時に使われます。よって、3が正解です。
4.デスカンファレンスは、亡くなった後にケアに関する振り返りカンファレンスを行うことです。よって、4は間違いです。
5.グリーフケア遺族に行う支援になるので、5は間違いです。
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