介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
介護の基本 問26
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 介護の基本 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
ハインリッヒ(Heinrich, H.)の法則に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 機能障害、能力障害、社会的不利という障害をとらえるための分類である。
- 人間の自己実現に向けた欲求を5つの階層で示したものである。
- 一つの重大事故の背景には、多くの軽微な事故とヒヤリハットが存在する。
- 患者が余命を知らされてから死を受容するまでの心理的プロセスである。
- 生活課題を抱えた人の支援をする上で必要な7つの原則である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
正解は3番です。
ハインリッヒの法則ときたらヒヤリハットと関連付けしていると問題が解きやすいと思います。
1 機能障害、能力障害、社会的不利という障害をとらえるための分類である。→「機能障害、能力障害、社会的不利」は、ICIDH(国際障害分類)の説明になります。ICIDHとICFの違いとしては、ICIDHはマイナスな部分に目を向けたがICFはプラスの部分に目を向けている所が違いになります。
2 人間の自己実現に向けた欲求を5つの階層で示したものである。→人間の自己実現に向けた欲求を5つの階層に分けたのは、マズローの欲求段階説の説明になります。
(正解)3 一つの重大事故の背景には、多くの軽微な事故とヒヤリハットが存在する。→正解になります。
4 患者が余命を知らされてから死を受容するまでの心理的プロセスである。→患者が余命を知らされてから死を受容するまでの心理的プロセスは、エリザベス・キューブラー・ロスが提唱しました。
5 生活課題を抱えた人の支援をする上で必要な7つの原則である。→生活課題を抱えた人を支援する時に必要な7つの原則を提唱したのは、バイスティックになります。「バイスティックの7原則」という言葉を覚えておくと問題が解きやすいです。
参考になった数72
この解説の修正を提案する
02
正解は、3です。
1.機能障害、能力障害、社会的不利という障害の分類は、国際障害分類(ICIDH)による分類です。そのため、不正解です。
2.人間の自己実現に向けた欲求を5つの階層で示したものは、心理学者マズローによる欲求5段階説です。そのため、不正解です。
3.ハインリッヒの法則とは、1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故、そしてその背後には300件のヒヤリハットがあるという経験則です。そのため、正解です。
4.患者が余命を知らされてから死を受容するための心理的プロセスは、精神科医エリザベス・キューブラー・ロスが提唱したものです。そのため、不正解です。
5.生活課題を抱えた人の支援をする上で必要な7つの原則とは、アメリカの社会福祉学者バイステックが定義した「バイステックの7原則」です。そのため、不正解です。
参考になった数22
この解説の修正を提案する
03
1、適切ではありません。
選択肢は、WHO(世界保健機関)がまとめた障害の分類です。
2、適切ではありません。
選択肢は、マズローの欲求5段階説の説明です。
3、適切です。
ハインリッヒの法則は、1件の重大事故の背景には、29件の軽微な事故があり、さらの300件のヒヤリハットが存在するとしています。
4、適切ではありません。
選択肢は、エリザベス・キューブラー・ロスが、人が死を受容するまでのプロセスを5段階で唱えたモデルの説明です。
5、適切ではありません。
選択肢は、バイステックが唱えた、対人援助で必要とされる7原則の説明です。
参考になった数18
この解説の修正を提案する
前の問題(問25)へ
第33回(令和2年度)問題一覧
次の問題(問27)へ