介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
生活支援技術 問39

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問題

介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 生活支援技術 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

口腔内が乾燥している人への助言に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 苦味の強い食べ物を勧める。
  • 臥床時は仰臥位(背臥位)で枕を使用しないように勧める。
  • 水分は控えるように勧める。
  • 唾液腺マッサージをするように勧める。
  • ジェルタイプの保湿剤は、前回塗った上に重ねて塗るように勧める。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、4です。

口腔内が乾燥(ドライマウス)すると、唾液の量が減り、誤嚥につながる危険があります。そのまま放置すると、誤嚥性肺炎につながる可能性もあります。

1.唾液の分泌を促すためには、苦味より酸味のある食べ物のほうが適切です。そのため、不正解です。

2.誤嚥を防ぐためには、仰臥位の際に枕を使用し顎を引く姿勢にすることが適切です。さらに側臥位も効果的です。そのため、枕を使用しないというのは不正解です。

3.水分はできるだけ摂取すべきなので、不正解です。

4.唾液腺マッサージは唾液分泌を促し、口腔内の乾燥防止に効果的なので、正解です。

5.ジェルタイプの保湿剤は、前回塗ったものを拭き取ってから、新たに塗りなおす方法が適切です。そのため、不正解です。

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02

正解は4番です。

1 苦味の強い食べ物を勧める。→苦味の強い食べ物を勧めるのは不正解になります。酸味がある食べ物の方が唾液が出やすくなります。

2 臥床時は仰臥位(背臥位)で枕を使用しないように勧める。→臥床時は仰臥位で枕を使用しないように勧めるのは不正解になります。枕を使う事によって、誤嚥の予防にもなります。

3 水分は控えるように勧める。→口腔内が乾燥している人には、水分を控えるように勧めるのは不正解になります。水分は取るように勧めるのが正しいです。

(正解)4 唾液腺マッサージをするように勧める。→唾液腺マッサージをすることによって、唾液促進が期待できるので正解になります。

5 ジェルタイプの保湿剤は、前回塗った上に重ねて塗るように勧める。→ジェルタイプの保湿剤は前回塗った上に重ねて塗るように勧めるのは不正解になります。前回塗った保湿剤はふき取ってから新たに保湿剤を塗ることが正しいです。

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03

1.苦味のある物を食べても唾液の分泌に効果がないため、不正解です。

2.仰臥位で枕を使用しないと口が開きやすくなり、口腔内が乾燥するため、不正解です。

3.口腔内を潤すためにも、水分摂取を勧める必要があるため、不正解です。

4.唾液腺マッサージで唾液の分泌が活性化されるため、正解です。

5.ジェルタイプの保湿剤は、清潔に拭き取ってから、新たに次の保湿剤を塗るため、不正解です。

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