介護福祉士の過去問
第34回(令和3年度)
生活支援技術 問38

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問題

介護福祉士国家試験 第34回(令和3年度) 生活支援技術 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

歯ブラシを使用した口腔(こうくう)ケアに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

ブラッシングは、小刻みに動かすことで

歯の間や歯肉の間の汚れを

しっかりと落とすことが出来ます

1→高齢者はエナメル質の減退により

歯が傷つきやすい状態となっています。

そのため、毛は出来るだけ柔らかいものを選びます。

2→強い力で磨くと、歯や歯肉を傷つける原因となります。

優しく磨くことが大切です。

3→歯と歯肉の間を磨くことで、歯ぐきが強くなります。

歯の健康寿命を延ばすためには、歯と歯肉の境目のブラッシングも大切です。

5→使用後の歯ブラシは、湿ったままだとカビの発生を促進するため

乾燥させ保管することでカビの発生を防ぎます。

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02

正答4

高齢になると唾液の分泌量が減り、口腔内を清潔に保つことが困難になります。自力で清潔を保つのが難しい方には介護者が口腔ケアを行う必要があります。

1. 誤り。高齢者は歯茎が弱いため、歯ブラシの毛は柔いものを使用するのが望ましいです。

2. 誤り。力を入れすぎると歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。力を入れすぎずに行うのが望ましいです。

3. 誤り。歯垢が貯まりやすいのは歯と歯肉の間です。そのため、境目をブラッシングすほうが良いです。

4. 正答。歯ブラシは鉛筆を持つようにし、小刻みに動かしながら行います。

5. 誤り。使用後の歯ブラシは毛先を下にしてコップに入れると毛先が乾かずに雑菌が増殖しやすくなります。風通しの良い場所でブラシの毛先を上にして、立てて保管するのが望ましいです。

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03

口腔ケアは、口腔内を清潔にして虫歯や歯周病を予防するだけでなく、肺炎などの感染症を予防したり、口臭を予防したり、食欲を増進させたりする目的があります。この問題では歯ブラシを使っての適切な口腔ケアの方法を理解できているかが問われています。

選択肢1. 歯ブラシの毛は硬いものを勧める。

誤答です。歯や歯肉を傷つけないよう毛は柔らかく、ヘッドは小さいものを選ぶのがよいでしょう。

選択肢2. 強い力で磨く。

誤答です。強い力で磨くと歯や歯肉を傷つける可能性があります。毛先を歯の表面に軽く当て、小刻みに動かしながら磨くのがよいでしょう。

選択肢3. 歯と歯肉の境目のブラッシングは避ける。

誤答です。歯と歯肉の間は、歯周病の一番の原因となるプラーク(歯垢)が溜まりやすい場所です。磨き残しがないように入念に磨きましょう。

選択肢4. 歯ブラシを小刻みに動かしながら磨く。

正答です。設問の通りです。1〜2本ずつ磨くつもりで丁寧に磨きましょう。

選択肢5. 使用後の歯ブラシは、柄の部分を上にしてコップに入れて保管する。

誤答です。乾燥させるために毛先の部分を上にして保存しましょう。毛先を下にして保存し、湿ったままだと雑菌が増えて不衛生です。

まとめ

要介護者の多くが義歯を使用しています。義歯の扱い方や義歯洗浄についても覚えておくとよいでしょう。

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