介護福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
発達と老化の理解 問4
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問題
介護福祉士国家試験 第35回(令和4年度) 発達と老化の理解 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
ストローブ(Stroebe, M.S.)とシュト(Schut, H.)による悲嘆のモデルでは、死別へのコーピングには喪失志向と回復志向の2種類があるとされる。
喪失志向のコーピングとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
喪失志向のコーピングとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- しばらく連絡していなかった旧友との交流を深める。
- 悲しい気持ちを語る。
- 新たにサークル活動に参加を申し込む。
- ボランティア活動に励む。
- 新しい生活に慣れようとする。
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この過去問の解説 (3件)
01
コーピングとは、英語のcope(対処する)という単語から生まれた言葉です。
死別へのコ―ピングとは、大切な人を亡くした時、悲しみをやわらげ、乗り越えていくため、
ストレス要因を解決、または負担を軽減するための行動をいいます。
喪失志向コーピングとは、故人との関係に焦点を当てた喪失自体に対する対処のことです。
回復志向コーピングとは、故人の死の結果として生じる二次的問題に焦点を当てた対象のことです。就職や転居なども含め生活を再建することや新しいアイデンティティを確立することも含まれます。
×:回復志向コーピングの説明です。
〇:喪失志向コーピングの説明です。故人を思慕することや、故人を想って泣くことなどが含まれます。
×:回復志向コーピングの説明です。新しいアイデンティティの確立も回復志向コーピングに含まれます。
×:回復志向コーピングの説明です。
×:回復志向コーピングの説明です。生活を再建することは回復志向コーピングに含まれます。
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02
ストローブとシュトは、死別体験の後の心理過程について、喪失志向コーピングと回復志向コーピングの二重過程モデルを提唱しました。
喪失志向コーピングは、故人との関係や絆に焦点を当てた喪失自体に対する対処です。
回復志向コーピングは、死の結果として生じる二次的問題に焦点を当てた対処です。
誤りです。回復志向コーピングにあたります。
正解です。悲しい気持ちという喪失自体に焦点を当てており、喪失志向コーピングにあたります。
誤りです。回復志向コーピングにあたります。
誤りです。回復志向コーピングにあたります。
誤りです。回復志向コーピングにあたります。
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03
ストローブとシュトは、グリーフケアにおける2重過程モデルのコーピングを提唱しました。故人を想う『喪の作業』(喪失志向)と並行しながら『死別によって生じた問題への対応』(回復志向)を行うことは、悲しみへの対処に有効であるとしています。
誤答です。これは回復志向のコーピングの行動を示す文章です。
正答です。これが喪失志向のコーピングの行動を示す文章です。
誤答です。これは回復志向のコーピングの行動を示す文章です。
誤答です。これは回復志向のコーピングの行動を示す文章です。
誤答です。これは回復志向のコーピングの行動を示す文章です。
コーピングとは『対応する』『切り抜ける』という意味です。
2重過程モデルのコーピングでは、大切な人を亡くした後は、この喪失志向と回復志向の両方を並行して、また、時には行ったり来たりを繰り返して、悲しみに対処していくとしています。
喪失志向…喪失の現実に向き合う・故人との関係に焦点を当てた喪失自体に対する対処
回復志向…日常生活への問題に取り組む・喪失に伴う問題や人生の変化への対処
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