介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
社会の理解 問7

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問題

介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 社会の理解 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

「障害者差別解消法」に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

(注)「障害者差別解消法」とは、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」のことである。

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この過去問の解説 (1件)

01

障がい者の権利擁護を目的とした、障害者差別解消法に関する問題です。

選択肢1. 法の対象者は、身体障害者手帳を交付された者に限定されている。

× 対象者は単に身体障がい手帳を所持している方ではなく、知的障がいの方、精神障がいの方、その他、身体・精神・知的の障がいの枠におさまらないが、日常生活や社会生活に相当な制限を受ける人も対象となり、広い範囲の方が含まれます。

選択肢2. 合理的配慮は、実施するときの負担の大小に関係なく提供する。

× 合理的配慮は障がいを持つ方の特性に合わせて行う配慮です。例えば始業時間や休憩時間が決まっている企業でも、障がいにより長時間働く事ができない場合、労働時間を柔軟に変更する事が挙れます。

選択肢3. 個人による差別行為への罰則規定がある。

× 個人への差別をした事で直ちに罰則を受けることはありません。しかし、秘密保持義務に違反した、監督庁から指導を受けていたのに改善が見られない場合は罰則があります。

選択肢4. 雇用分野での、障害を理由とした使用者による虐待の禁止が目的である。

× 雇用分野による差別的な関わりを禁止するだけではなく、障がい者差別への普及啓発や、障がい者の権利侵害を防ぐことも目的としています。

選択肢5. 障害者基本法の基本的な理念を具体的に実施するために制定された。

〇 設問の通り障害者差別解消法は、障害者基本法の基本的な理念を具体的に実施するために制定されました。

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