介護福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問20 (こころとからだのしくみ 問2)
問題文
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問題
介護福祉士試験 第36回(令和5年度) 問20(こころとからだのしくみ 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- 血管収縮
- 心拍数減少
- 気道収縮
- 消化促進
- 瞳孔収縮
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この過去問の解説 (3件)
01
交感神経に関する作用の問題になります。交感神経とは自律神経の中に含まれる神経細胞であり、体の機能をコントロールする神経です。緊張やストレスを感じる事で、心拍数の上昇、血圧の上昇、筋肉の緊張、発汗の促進などが起こります。
〇 記述の通りです。交感神経は血管を収縮させる働きがあり、体の機能を活発にする神経です。
× 交感神経が高まると心拍数は上昇しますが、減少する事は一般的にありません。
× 交感神経が高まると気道の拡張は起こりますが、一般的に縮小はありません。
× 交感神経の作用と消化には影響が無いとされています。
× 交感神経が高まると瞳孔が拡張する事があっても、瞳孔収縮は一般的にありません。緊張する事で集中力が高まり、目が大きくなる感じは、正しく交感神経が高まり、瞳孔が拡張したと言ってよいでしょう。
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02
自律神経は、交感神経と副交感神経とがあり、それぞれ生命維持のために必要な呼吸や血圧、体温などの機能を相互にバランスをとりながら調整しています。
交感機能が緊張状態、副交感機能がリラックス状態と覚えておくと、それぞれが働いた場合の対照的な機能の変化が想像つくでしょう。
正解です。
交感神経は緊張状態の時に優位になるため、血管を収縮させて血圧を上昇させます。
逆に副交感神経はリラックスした状態で優位になるため、血管を拡張させて血圧を下げます。
不正解です。
交感神経が優位になる状態は緊張状態とすると、心拍数は増加することが分かると思います。
逆に副交感時はリラックス状態と考えれば心拍数が減少するということが分かります。
不正解です。
交感神経が優位になると気管は拡張し、副交感神経が作用すると収縮します。
不正解です。
交感神経が優位になると消化運動が抑制され、副交感神経が作用すると促進されます。
不正解です。
交感機能が優位になると瞳孔が開き、副交感神経が作用すると小さく収縮されます。
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03
交感神経は危険やストレスに対処するため、身体を興奮させたり、活性化させたりする自律神経の一つです。
主な交感神経の作用は以下のものがあります。
・瞳孔を開く→辺りをよく見るため
・心拍数の増加→血液を速く送るため
・血管収縮→血圧を上げて血流を調整するため
・気道の拡張→呼吸しやすくするため
・消化器の抑制→消化を一時中断し、他の活動に集中するため など
それを踏まえて問題を解いていきましょう。
〇
血管収縮は血圧を上げ、血流を調整する交感神経の作用のひとつです。活動に必要な力を発揮できるようにします。なのでこの設問が適切です。
✖
心拍数減少は副交感神経の作用です。交感神経が働くと心拍数は上昇します。心拍数上昇は心臓の鼓動を早め、血液を全身に効率よく送り込みます。
✖
気道収縮は副交感神経の作用です。交感神経が作用すると活動を活発化させるために気道を広げ、十分な空気を取り込みます。
✖
消化促進は副交感神経の作用です。交感神経の作用では消化活動を一時的に抑制して活動にエネルギーを集中させます。
✖
瞳孔収縮は副交感神経の作用です。交感神経が作用すると、暗いところでより多くの光を捉えるために瞳孔散大筋が収縮し、瞳孔が開きます。
交感神経と副交感神経の作用を理解しているかの問題でした。
・交感神経=活動の活発化
・副交感神経=リラックス効果
で、内容を覚えておくと、この問題は解きやすいでしょう。
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