介護福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問33 (発達と老化の理解 問3)
問題文
生理的老化に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 問33(発達と老化の理解 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
生理的老化に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 環境によって起こる現象である。
- 訓練によって回復できる現象である。
- 個体の生命活動に有利にはたらく現象である。
- 人間固有の現象である。
- 遺伝的にプログラムされた現象である。
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この過去問の解説 (3件)
01
生理的老化とは人間がもつ遺伝子が古くなることで、誰にでも等しく老化を迎える現象です。老化を止める手段はなく私たちは皆、同じ時間を共有しながら老化していきます。生理的老化の考え方を表すものとして、シュトレーラーの4原則が知られています。その内容は、普遍性、 内在性、 進行性、 有害性に分かれます。
× 生理的老化は環境によって起こると考えられていません、よって選択肢は誤りです。
× 生理的老化はどのような訓練しても回復する事はありません。
× 生理的老化は遺伝子が古くなり有害なものとされています。よって有利に働く事とは考えられておりません。選択肢は誤りです。
× 生理的老化は生物として生きているもの全てに当てはまります。よって、人間固有の現象ではありません。選択肢は誤りです。
〇 生理的老化は、シュトレーラーの4原則、内在性において遺伝的にプログラムされた現象と説明されています。
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02
生理的老化とは、身体や器官の機能が低下する老化現象であり、誰にも訪れる自然な変化です。
高齢になることによって、細胞の数が減ったり、細胞の機能が低下したりすることで現れてきます。
不正解です。
老化は遺伝子や細胞レベルで起こる現象です。
不正解です。
若い人は細胞の機能が低下すると新しい細胞と入れ替わり、老化を防ぐことができますが、高齢になると細胞が入れ替わるスピードが遅くなり、入れ替わり自体ができなくなるため、訓練によって回復はできません。
不正解です。
筋力や骨密度の低下をはじめ、大脳萎縮や脳細胞の減少、肺胞の減少、動脈硬化など大きな病気や怪我を引き起こす生命活動に不利な現象が起こります。
不正解です。
人間だけではなく、生き物すべてにあてはまる現象です。
正解です。
生理的老化は病気ではなく、加齢により細胞レベルで起きる老化現象です。
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03
生理的老化とは、加齢により誰にでも起きる変化のことを意味します。
加齢によるものなので適切ではありません。
訓練により遅らせることはできても、回復することはできないため適切ではありません。
筋力の低下など、不利にはたらく現象が多いので、適切ではありません。
すべての生命において起こりえる現象であるため、適切ではありません。
すべての生命において、年齢とともに起こる現象なのでこちらが正しいです。
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