介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
発達と老化の理解 問4

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問題

介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 発達と老化の理解 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

エイジズム(ageism)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 高齢を理由にして、偏見をもったり差別したりすることである。
  • 高齢になっても生産的な活動を行うことである。
  • 高齢になることを嫌悪する心理のことである。
  • 加齢に抵抗して、健康的に生きようとすることである。
  • 加齢を受容して、活動的に生きようとすることである。

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この過去問の解説 (3件)

01

エイジズム(ageism)とは、年齢を理由にした偏見や差別のことです。

特に介護現場においては、高齢者に対する差別的表現として使われます。

選択肢1. 高齢を理由にして、偏見をもったり差別したりすることである。

適切です。

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02

エイジズムとは、年齢差別を意味します。ロバート・バトラーによって提唱された考え方で、高齢者に偏見によって差別的な発言をする、またはネガティブな考え方をする意味があります。

選択肢1. 高齢を理由にして、偏見をもったり差別したりすることである。

〇 エイジズムを少しでも知っていれば正答できる内容です。

選択肢2. 高齢になっても生産的な活動を行うことである。

× 年齢差別の考え方になるので、選択肢は誤りです。

選択肢3. 高齢になることを嫌悪する心理のことである。

× 高齢になることを自身が嫌悪する事ではありません。よって選択肢は誤りです。

選択肢4. 加齢に抵抗して、健康的に生きようとすることである。

× エイジズムは加齢に抵抗してポジティブに生活しようとする意味ではありません。よって選択肢は誤りです。

選択肢5. 加齢を受容して、活動的に生きようとすることである。

× エイジズムは加齢を受容する事ではありません。よって選択肢は誤りです。

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03

エイジズムは、「高齢だからできないだろう」逆に、「若いからできない」といったような年齢による差別のことを言います。

アメリカの老年学者であるロバート・バトラーによって提唱されました。

選択肢1. 高齢を理由にして、偏見をもったり差別したりすることである。

正解です。

回答の通り、年齢を理由とした偏った考え方のことを指します。

選択肢2. 高齢になっても生産的な活動を行うことである。

不正解です。

高齢になっても、生産的な活動に関わることは、プロダクティブ・エイジングという考え方です。

選択肢3. 高齢になることを嫌悪する心理のことである。

不正解です。

老いに対して嫌悪を感じたり恐れることは、ジェロントフォビアと言い、エイジズムが引き金になることもある心理状態です。

選択肢4. 加齢に抵抗して、健康的に生きようとすることである。

不正解です。

これは俗に言う、アンチエイジングの考え方です。

選択肢5. 加齢を受容して、活動的に生きようとすることである。

不正解です。

加齢を受容して、活動的に生きようとするという考え方は「サクセスフル・エイジング」です

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