介護福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
介護の基本 問6
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問題
介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 介護の基本 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
Bさん(61歳、男性、要介護3)は、脳梗塞(cerebral infarction)による左片麻痺(ひだりかたまひ)がある。
週2回訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用し、妻(58歳)と二人暮らしである。
自宅での入浴が好きで、妻の介助を受けながら、毎日入浴している。
サービス提供責任者に、Bさんから、「浴槽から立ち上がるのがつらくなってきた。何かいい方法はないですか」と相談があった。
Bさんへのサービス提供責任者の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
週2回訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用し、妻(58歳)と二人暮らしである。
自宅での入浴が好きで、妻の介助を受けながら、毎日入浴している。
サービス提供責任者に、Bさんから、「浴槽から立ち上がるのがつらくなってきた。何かいい方法はないですか」と相談があった。
Bさんへのサービス提供責任者の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- Bさんがひとりで入浴できるように、自立生活援助の利用を勧める。
- 浴室を広くするために、居宅介護住宅改修費を利用した改築を勧める。
- 妻の入浴介助の負担が軽くなるように、行動援護の利用を勧める。
- 入浴補助用具で本人の力を生かせるように、特定福祉用具販売の利用を勧める。
- Bさんが入浴を継続できるように、通所介護(デイサービス)の利用を勧める。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題でのポイントは、妻からではなく、要介護者のBさんから「浴槽からの立ち上がり」で「何かいい方法」がないかという相談を受けている点です。
また、「妻の介助を受けている」「自宅での入浴が好き」という生活習慣も踏まえて問題を解く必要があります。
既に介助を受けている状態のため、一人での入浴は難しいと考えられるため、不正解です。
不正解です。
浴槽からの立ち上がりが問題であり、浴室が広くなっても改善できるものではありません。
不正解です。
行動支援は、知的障害や精神障害により、一人で行動することが困難で、常時介護を要する障碍者が受けることのできる支援です。
正解です。
浴槽用手すりやバスボードなどの福祉用具を利用することで、浴槽から出にくい状態を解消できる可能性があります。
不正解です。
Bさんは自宅での入浴が好きで毎日入浴しています。
また、立ち上がりがつらくはなっていますが、妻の介助で入浴することができているため、自宅での入浴を継続できる方法を提案することが望ましいです。
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02
この問題文から考慮する点は、妻の介助を受けていることと、浴槽からの立ち上がりが辛くなってきたことです。
また重要な点はBさんが自宅での入浴の習慣が好きなことと、相談内容からこの習慣を続けたい意志を感じることです。
以上を踏まえて最適な記述を選択していきましょう。
不正解です。
自立生活援助は一人暮らしまたは家族と同居していても緊急の対応が困難にある方を対象としています。
不正解です。
浴室を広くすることで、立ち上がり動作が軽減されるわけではないので不適切です。
不正解です。
行動援護は知的障害や精神障害を持つ人を対象とし、外出する際の様々な支援を受けることができるサービスです。
正解です。
特定福祉用具販売は要介護者の居宅での入浴または排泄時などに使う福祉用具を販売しています。
自宅での入浴をサポートする福祉用具の利用は、立ち上がりが辛くなってきたBさんへの対応に適しています。
不正解です。
自宅での入浴が好きなBさんの現状と相談内容から、通所サービスの利用を勧めることは不適切です。
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