介護福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問70 (介護の基本 問7)

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問題

介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度) 問70(介護の基本 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

社会奉仕の精神をもって、住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努める者として、適切なものを1つ選びなさい。
  • 民生委員
  • 生活相談員
  • 訪問介護員(ホームヘルパー)
  • 通所介護職員
  • 介護支援専門員(ケアマネジャー)

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この過去問の解説 (3件)

01

問題文は民生委員の説明となっています。

民生委員は児童委員を兼任し、子育てに関する相談や支援なども行います。

選択肢1. 民生委員

正解です。

民生委員は、地域住民の立場から相談に応じ、福祉サービス利用のための情報提供や援助などを行ないます。

選択肢2. 生活相談員

不正解です。

生活相談員は、施設などで利用者や家族の相談、連絡、連携などを行うものです。

選択肢3. 訪問介護員(ホームヘルパー)

不正解です。

訪問介護員は、要介護者の居宅で、入浴、排せつ、食事などの身体介護や、掃除、洗濯などの生活援助を行います。

選択肢4. 通所介護職員

不正解です。

通所介護職員は、デイサービスセンターなどで入浴、排せつ、食事などの介護や機能訓練を行ないます。

選択肢5. 介護支援専門員(ケアマネジャー)

不正解です。

介護支援専門員は、介護保険に関わる事業所や市町村と利用者の連絡・調整をしたり、ケアプランの作成を担う専門職です。

参考になった数73

02

福祉には、地域住民による地域住民のためのサポートもあります。

福祉に関わる専門職や役割、活動についてしっかりと把握しておきましょう。

選択肢1. 民生委員

正解です。

問題文の通り、民生委員は住民の立場から担当区域内の悩みに耳を傾け、必要に応じて相談者と専門機関とを繋げる役割も持ちます。

選択肢2. 生活相談員

不正解です。

生活相談員は介護福祉施設内での利用者への援助や介護サービスの調整などを行います。

選択肢3. 訪問介護員(ホームヘルパー)

不正解です。

訪問介護員(ホームヘルパー)は自宅で暮らす要介護者に対して、介護サービスに基づき直接的な介助を行う介護職員です。

選択肢4. 通所介護職員

通所介護員は通所介護(デイサービス)の利用者に対して介助等を行う介護職員をいいます。

選択肢5. 介護支援専門員(ケアマネジャー)

不正解です。

介護支援専門員(ケアマネジャー)は介護保険法に基づいた介護サービスの調整や、介護を必要とする人の相談に応じたり、ケアプランの作成やモニタリングの実施といった役割を持ちます。

参考になった数20

03

福祉に携わる人は多くの立場や職務、責務があります。

その理解を求める問題です。

選択肢1. 民生委員

正解です。

 

『社会奉仕の精神』をもって、『住民の立場』に立って

の部分で民生委員の説明だとわかります。

 

ほかの選択肢は全て、職業としての福祉的立場、職務なので

報酬が発生しています。ゆえに社会奉仕ではありません。

民生委員は原則無報酬です。

 

他の選択肢が、たまたた住民である場合もありますが職務上

住民としての立場はとりません。あくまでも事業所の専門職です。

民生委員はその地域の住民から嘱託されるので、

住民としての立場として活動します。

選択肢2. 生活相談員

間違いです。

 

生活相談員は介護事業所の相談職ですが、

事業として行うもので社会奉仕ではありません。

選択肢3. 訪問介護員(ホームヘルパー)

間違いです。

 

訪問介護員は利用者の自宅へ行き、介助や家事援助を

事業として行うもので社会奉仕ではありません。

選択肢4. 通所介護職員

間違いです。

 

通所介護職員は、デイサービスなどで介護を

事業として行うもので社会奉仕ではありません。

選択肢5. 介護支援専門員(ケアマネジャー)

間違いです。

 

介護支援専門員は、介護保険のケアプラン作成などを

事業として行うもので社会奉仕ではありません。

 

まとめ

正答しやすい問題だと思います。

無報酬で福祉に携わる人は限られていて

その代表格が民生委員であると覚えておいてください。

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