介護福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問107 (介護過程 問2)
問題文
介護過程の評価に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士試験 第36回(令和5年度) 問107(介護過程 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
介護過程の評価に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 生活状況が変化しても、介護計画で設定した日に評価する。
- サービス担当者会議で評価する。
- 相談支援専門員が中心になって評価する。
- 利用者の満足度を踏まえて評価する。
- 介護計画の実施中に評価基準を設定する。
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この過去問の解説 (3件)
01
介護過程は、利用者が抱える課題や望む生活を実現するためにどのようなサービスを提供するかを考え、実践する過程です。
アセスメント→計画の立案→実施→評価を繰り返し、より良い生活、介護の提供を目指します。
その中で、評価は設定した目標にどのくらい到達できたかを測る段階になり、介護福祉職が利用者や家族の意見も参考にしながら全体を評価します。
評価日は目標設定をした時点で決められますが、利用者の状態や要望により早期に実施する場合もあります。
不正解です。
利用者の生活状況や心身の状態に変化に合わせて評価を実施します。
不正解です。
サービス担当者会議は、ケアプランの方向性を決める時に介護支援専門員が中心となり実施されます。
多職種が集まり、情報の共有や意見の交換を行なうことで、より良いサービスを提供を目指します。
不正解です。
相談支援専門員は自身でたてたケアプランの評価を行ないます。
介護過程の評価は介護福祉職が行います。
正解です。
介護過程の評価は、設定した目標に対してどのくらい到達したのかを広い視点で実施します。
利用者の意見や満足度も評価の視点のひとつとなります。
不正解です。
評価基準は目標の達成を判断するものなので、目標設定時に設定します。
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02
介護過程の評価とは、介護計画に基づいて提供したサービスが利用者さまの生活課題に合っているかどうかなどの妥当性を評価するものです。
「アセスメント→計画立案→実施→評価」の順に行われ、評価の中には【利用者の満足度】も含まれます。
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03
介護過程の評価とは「立てた短期目標や長期目標が、実際に利用者の生活に役立っているかどうか」を確認するプロセスであり、介護は「利用者本人の生活の質(QOL)の向上」が目的です。
そのためには主観的な要素も含め、本人の満足度や生活の改善実感なども評価しなくてはなりません。
×
固定した日付だけでの評価では不十分です。利用者の生活状況が変化した場合には、記録を取って見直し・評価などを臨機応変に行う必要があります。
×
サービス担当者会議では、介護過程の評価を元にケアプランを新規作成・変更するので、その前段階である「生活の実感」「利用者の満足度」などが必要です。評価の場の一つではありますが、サービス担当者会議で「評価のみ」するわけではありません。
×
相談支援専門員は福祉サービスの調整や手続きのサポートをする専門職であり、分野が異なります。介護過程で中心となるのは「介護福祉士」です。
〇
設問通り、利用者の満足度は非常に重要な指標になります。
×
評価基準は計画作成時に設定します。実施中に設定しては評価の質は落ちてしまいます。
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