介護福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問71 (介護の基本 問8)
問題文
次の記述のうち、チームアプローチに関するものとして、適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士試験 第37回(令和6年度) 問71(介護の基本 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、チームアプローチに関するものとして、適切なものを1つ選びなさい。
- 介護福祉職が利用者のところに行って、相談、支援を行う。
- 障害者が、地域の資源を活用して、共生社会の実現を目指す。
- 複数の専門職が共通の目標に向かって協働し、課題解決に取り組む。
- 利用者に代わって、専門職がサービスを決定する。
- 当事者が集まって体験談を話し、共に支えあう。
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この過去問の解説 (3件)
01
チームアプローチとは、複数の専門職が連携し、利用者様の課題解決に向けて協同する方法です。
専門職同士が情報を共有し、利用者様の意思を尊重したケアを提供するのが目的です。
×
チームアプローチは1人の職種の単独行動ではなく、複数の専門職による連携です。
×
これは「障害者の地域共生・自立支援」に関する記述であり、チームアプローチそのものではありません。
〇
ここでのポイントは、
・複数の専門職
・共通の目標
・協働
・課題解決に向けた取り組み
です。
まさにチームアプローチの核心を表しています。
×
専門職が一方的に決定するのではなく、利用者・家族も意思決定に参加し、課題解決に向けてチームが支援します。
×
これはピアサポート(当事者同士の支え合い)に該当します。
当事者同士の活動は直接的にはチームアプローチとは言えません。
まとめ
チームアプローチとは、多職種連携・情報共有・共通の目標・協働・課題解決の役割を担っています。
それぞれの専門職の役割も把握しておくと良いでしょう。
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02
介護は介護福祉士だけで成立するものではありません。
多くの専門家が協力し合って質の高い介護が提供されます。
チームアプローチとは何かを学ぶ必要があります。
×:誤りです。
選択肢の行動自体は決して間違ったものではありませんが、
チームアプローチの観点で見ると、ケアマネジャーや相談員の
役割と言えます。
×:誤りです。
地域資源を活用すること、そして共生社会を目指すことは
決して間違いではなく、積極的に目指すべきものですが、
チームアプローチでいうと、多職種連携(チーム)については
触れられていません。
従って、誤りとなります。
○:正しいです。
「複数の専門職」が、共通の目標に向かって、「協働」しという、
チームアプローチを構成する要素が含まれています。
×:誤りです。
サービスを決めるという行為は、
多職種に加えて、利用者自身も含めたチームで
決定するべきです。
×:誤りです。
ピアサポートの説明になっています。
多職種連携のチームとしての説明ではありません。
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03
正解は「複数の専門職が共通の目標に向かって協働し、課題解決に取り組む」です。
チームアプローチは、医師・看護師・介護士・ケアマネなどの専門職が協力、連携して課題解決に取り組むものです。
それぞれの役割を把握してケアに当たらなければいけません。
不適切
介護福祉職だけではなく、他の専門職も相談や支援を行うので不適切といえます。
不適切
チームアプローチの本質である「専門職が協働する」という要素がないので、不適切となります。
適切
チームアプローチの観点から見て、もっとも適切な選択肢といえます。
不適切
利用者本人の意思が反映されずに専門職が一方的に決定しているので、不適切です。
不適切
チームアプローチではなく、ピアサポートに関することなので、不適切となります。
今回はチームアプローチに関する問題でした。
チームアプローチとは、複数の専門職や関係者が協力して、目標に対する問題解決に取り組みながら支援することです。
チームアプローチの定義を理解しておくと、該当する選択肢が自然と見えてくるでしょう。
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