管理栄養士の過去問
第28回
基礎栄養学 問77
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問77 (訂正依頼・報告はこちら)
消化管ホルモンの分泌と働きに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- ガストリンの分泌は、食塊が胃に入ると抑制される。
- セクレチンは、膵液中への重炭酸イオン(HCO3-)の分泌を抑制する。
- セクレチンの分泌は、胃内容物が十二指腸に入ると抑制される。
- ガストリンは、十二指腸から分泌される。
- コレシストキニンは、膵液中への消化酵素の分泌を促進する。
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この過去問の解説 (3件)
01
基礎栄養学/消化・吸収と栄養素の体内動態からの出題です。
1.ガストリンは胃に食塊が入ると分泌が促進されます。
2.セクレチンは十二指腸から分泌されて、重炭酸イオンを含む膵液の分泌を促進します。
3.セクレチンの分泌は胃の内容物が十二指腸に入ると促進します。胃酸を含む食塊がくることで十二指腸のpHが低下すると分泌が促進されます。
4.ガストリンは胃幽門部から分泌されます。
5.正しい記載です。十二指腸から分泌されます。
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02
1、4、
ガストリンは、胃幽門部から分泌されるホルモンです。食塊が胃に入ると分泌され、胃液の分泌を促進する働きがあります。
2、3、
セクレチンは、十二指腸から分泌されるホルモンです。胃内容物が十二指腸に移行すると、分泌が促進されます。胃内容物は強酸性のため、それを中和するために、膵液中への重炭酸イオン(HCO3-)の分泌を促進します。
5、文章通りです。
コレシストキニンは、十二指腸から分泌され、膵液中への消化酵素の分泌や、胆のうの収縮を促進し
ます。
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03
1、4 ガストリンの多くは胃幽門前庭部のG細胞から分泌されます。胃に食物が流入することで分泌が促進され、胃酸や消化液の分泌、胃の運動を活発化します。
食物が十二指腸に入り、セクレチンが分泌されると、ガストリンの分泌は抑制されます。
2,3 セクレチンは、十二指腸のS細胞から分泌されます。食物が十二指腸に流入することで分泌が促進され、膵液の分泌促進、胆のう収縮や胃酸分泌の抑制などに働きかけます。
胃酸により酸性だった食物が、胆汁の重炭酸イオンで中和されると分泌が抑制されます。
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