管理栄養士の過去問
第25回
基礎栄養学 問82

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問題

第25回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問82 (訂正依頼・報告はこちら)

アミノ酸の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
  • シトルリンは、タンパク質合成に利用される。
  • 分枝(分岐鎖)アミノ酸は、肝臓に効率良く取り込まれて代謝される。
  • アラニンは、非必須アミノ酸(可欠アミノ酸)である。
  • ロイシンは、グルコースに転換される。
  • 芳香族アミノ酸は、肝臓では代謝されない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3.【アラニンは、非必須アミノ酸(可欠アミノ酸)である。】です。

以下、詳細の説明です。

1.×
シトルリンは、タンパク質合成には利用されず、遊離アミノ酸の状態で存在しています。

2.×
アミノ酸の多くは肝臓で代謝されますが、
分枝(分岐鎖)アミノ酸は主に筋肉で代謝されます。

3.○
アラニンは非必須アミノ酸(可欠アミノ酸)で、
ピルビン酸へのアミノ基移転反応により合成されます。
血中に分泌されたアラニンは、肝臓にて糖新生に利用されます。

4.×
ロイシンはケト原性アミノ酸のため、
脂肪酸やケトン体などに転換されます。
グルコースに転換されるのは糖原生アミノ酸です。

5.×
芳香族アミノ酸は肝臓で代謝されます。

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02

正解は 3 です。

基礎栄養学/たんぱく質の栄養からの出題です。

1.シトルリンはたんぱく質を構成するアミノ酸の中に含まれていません。

2.分岐鎖アミノ酸は筋肉で酸化分解され、運動時の重要なエネルギー源となります。

3.正しい記載です。必須アミノ酸は全9種類あり、バリン・ロイシン・イソロイシン・トレオニン・リシン・メチオニン・フェニルアラニン・トリプトファン・ヒシチジンです。

4.ロイシンはケトン体に変換されやすいアミノ酸で、グルコースには転換されません。

5.芳香族アミノ酸の分解は主に肝臓のみで行われます。

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03

正解は、3です。


1:シトルリンは、タンパク質合成には利用されません。尿素サイクルで、利用され、アルギニンへ転換されます。

2:分枝(分岐鎖)アミノ酸の代謝は、アミノ基転移酵素を持たないため、門脈にないることができません。そのため、主に筋肉で代謝されます。

3:〇

4:ロイシンは、アセチルCoAに転換されます。

5:芳香族アミノ酸は、肝臓では代謝されます。



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