管理栄養士の過去問
第25回
応用力問題 問190

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問題

第25回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問190 (訂正依頼・報告はこちら)

図は「年少人口」、「生産年齢人口」および「老年人口」の構成割合の推移を示したもので、図中のA~Dは各構成割合の推移の一部分である。

図より、下記の指数を計算した結果、1950年の値と比較して2005年の値が減少しているものがある。正しいものの組合せはどれか。

  a 年少人口指数
  b 老年人口指数
  c 従属人口指数
  d 老年化指数
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この過去問の解説 (3件)

01

◎年少人口…0~14歳の人口です。
◎生産年齢人口…生産活動に従事しうる年齢の人口で、日本では15~64歳の人口がそれにあたります。
◎老年人口…65歳以上の人口です。
◎年少人口指数…生産年齢人口に対する年少人口の比率です。年少人口指数=年少人口÷生産年齢人口×100で求めます。
◎老年人口指数…生産年齢人口に対する老年人口の比率です。老年人口指数=老年人口÷生産年齢人口×100で求めます。
◎従属人口指数…生産年齢人口に対する年少人口と老年人口の比率です。従属人口指数=(年少人口+老年人口)÷生産年齢人口×100で求めます。
◎老年化指数…年少人口に対する老年人口の比率です。老年化指数=老年人口÷年少人口×100で求めます。

a. 1950年から2005年で減少しているのは、年少人口と従属人口です。よって年少人口指数は減少するため、正となります。

b. 1950年から2005年で老年人口は増加するので、老年人口指数も増加します。よって誤となります。

c. 1950年から2005年で従属人口は減少しているので、従属人口指数は減少しており、正となります。

d. 老年化指数は、老年人口は増加し、年少人口は減少しているので、増加しており、誤となります。

よって正解は、2. aとc となります。

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02

初めに、図の3本の推移線を確認すると、
1950年時点で、60%から始まる線は、「生産年齢人口」、35%から始まる線は、「年少人口」、5%から始まる線は、「老年人口」をそれぞれ表していることが分かります。

これらを踏まえて計算すると、
a.年少人口指数は、年少人口÷生産年齢人口×100で求められるので、1950年は約60%、2005年は約25%となり、減少していることが分かります。

b.老年人口指数は、老年人口÷生産年齢人口×100で求められるので、1950年は約10%、2005年は約30%となり、増加していることが分かります。

c.従属人口指数は、(年少人口+老年人口)÷生産年齢人口×100で求められるので、1950年は約70%、2005年は約55%となり、減少していることが分かります。

d.老年化指数は、老年人口÷年少人口×100で求められるので、1950年は約15%、2005年は約135%となり、増加していることが分かります。

よって、正しい答えの組合せは、2番のaとcです。

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03

b.老年人口が増加しているので老年人口指数も増加すると考えられます。

d.老年人口が増加し、年少人口が減少しているため、老年化指数も増加すると考えられています。

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