管理栄養士の過去問
第24回
食べ物と健康 問51

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問題

第24回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問51 (訂正依頼・報告はこちら)

いも類に関する記述である。正しいのはどれか。
  • さといもの粘性物質は、ガラクタンである。
  • こんにゃくいもは、塊根である。
  • 生のさといもの皮をむくと皮膚がかゆくなるのは、青酸配糖体による。
  • さつまいもの最適貯蔵温度は、4℃である。
  • きくいもに含まれる主要多糖類は、グルコマンナンである。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.さといもの粘性物質は、ガラクタンなどがあります。
よって、正しい答えとなります。

2.こんにゃくいもは、球茎です。いも類は、肥大した器官の種類や形態により、球茎、塊茎、塊根などに分けられます。球茎は、地下茎の基部が球状に肥大したもので、こんにゃくいもやさといもなどが該当します。塊茎は、地下茎の側枝の一部が塊状に肥大したもので、じゃがいもやきくいもなどが該当します。そして塊根は、根が塊状に肥大したもので、さつまいもやキャッサバなどが該当します。

3.生のさといもの皮をむくと皮膚がかゆくなるのは、シュウ酸カルシウムによるものです。青酸配糖体は、キャッサバに含まれます。

4.さつまいもの最適貯蔵温度は、13~14℃であるため、温度が低すぎると低温障害を起こし、腐りやすくなります。

5.きくいもに含まれる主要多糖類は、イヌリンです。さつまいも、じゃがいも、さといもの主成分はでんぷんで、こんにゃくいもはグルコマンナンです。

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02

1.○
 さといもの煮たときの粘質物はガラクタン(ガラクトースの重合体)を主体としたもので、ふきこぼれの原因となったり、調味料の浸透を妨げられたりします。

2.× こんにゃくいもは、地下(球)茎です。
 こんにゃくいもは地下茎で、塊茎のグルコマンナン(こんにゃくマンナン)のゲル化物がこんにゃくです。

3.× 生のさといもの皮をむくと皮膚がかゆくなるのは、シュウ酸カルシウムの針状結晶によるものです。
 青酸配糖体は、青梅・あんず・ももなどの未熟果実の種子に含まれます。
 中枢神経麻痺や呼吸困難、痙攣などの症状を起こします。

4.× さつまいもの最適貯蔵温度は10~15℃です。
 さつまいもは熱帯性の植物なので、貯蔵温度は10~15℃が適温です。
 それ以下だと低温障害を起こします。

5.× きくいもに含まれる主要多糖類は、イヌリンです。
 イヌリンは難消化性多糖類です。

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03

2.こんにゃくいもは、塊茎です。

3.皮膚がかゆくなるのは、シュウ酸カルシウムによるものです。

4.さつまいもの最適貯蔵温度は、10~16℃です。

5.きくいもに含まれる主要多糖類はイヌリンです。

参考になった数2