管理栄養士 過去問
第24回
問50 (人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問50)

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問題

管理栄養士試験 第24回 問50(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問50) (訂正依頼・報告はこちら)

大球性正色素性貧血をきたす疾患である。正しいのはどれか。
  • 腎性貧血
  • 鉄欠乏性貧血
  • 悪性貧血
  • 先天性球状赤血球症
  • 再生不良性貧血

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この過去問の解説 (3件)

01

大球性正色素性貧血を示すものには、巨赤芽球性貧血(悪性貧血)、葉酸欠乏性貧血があります。

腎性貧血
先天性球状赤血球症
再生不良性貧血
上記は、正球性正色素性貧血です。

鉄欠乏性貧血
は、小球性低色素性貧血です。

よって、悪性貧血が正しい答えとなります。
 

選択肢1. 腎性貧血

正球性正色素性貧血です。

選択肢2. 鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血は「小球性低色素性貧血」です。

選択肢3. 悪性貧血

大球性正色素性貧血を示すものには、巨赤芽球性貧血(悪性貧血)、葉酸欠乏性貧血があります。

選択肢4. 先天性球状赤血球症

正球性正色素性貧血です。

選択肢5. 再生不良性貧血

正球性正色素性貧血です。
 

まとめ

よって、悪性貧血が正しい答えとなります。

参考になった数18

02

 大球性正色素性貧血とは、赤血球の大きさが基準と比べて大きく(大球性)、ヘモグロビン濃度が正常(正色素性)の貧血をいいます。
 大球性正色素性貧血を示すものは、ビタミンB12欠乏性貧血(悪性貧血など)と葉酸欠乏性貧血です。

1.× 腎性貧血は正球性正色素性貧血です。
 腎性貧血は、エリスロポエチンの分泌が低下して起こります。

2.× 鉄欠乏性貧血は小球性低色素性貧血です。
 鉄欠乏性貧血は、鉄欠乏により、ヘモグロビン合成が傷害されて起こります。

3.○
 悪性貧血は、自己免疫が関与する胃粘膜萎縮により、内因子が欠乏し、ビタミンB12の吸収ができなくなって起こります。

4.× 先天性球状赤血球症は正球性正色素性貧血です。
 先天性球状赤血球症とは、通常円盤状の赤血球が先天的に球状になり、浸透圧が低下するため溶血を起こし、黄疸・貧血・脾腫などが起こる遺伝性(先天性)溶血性貧血です。

5.× 再生不良性貧血は正球性正色素性貧血です。
 再生不良性貧血は、骨髄の赤血球系、顆粒球系、血小板系の造血機能が低下した貧血です。

参考になった数9

03

1.腎性貧血は、正球性正色素性貧血です。

2.鉄欠乏性貧血は、小球性低色素性貧血です。

4.先天性球状赤血球症は、正球性正色素性貧血です。

5.再生不良性貧血は、正球性正色素性貧血です。

参考になった数5