管理栄養士の過去問
第29回
基礎栄養学 問81
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問81 (訂正依頼・報告はこちら)
血糖の調節に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 筋肉グリコーゲンは、分解されて血中グルコースになる。
- 脂肪酸は、グルコースの合成材料になる。
- 乳酸は、グルコースの合成材料になる。
- グルカゴンは、血糖値を低下させる。
- インスリンは、血中グルコースの脂肪組織への取り込みを抑制する。
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この過去問の解説 (3件)
01
基礎栄養学/炭水化物の栄養からの出題です。
1.筋肉ではグリコーゲンからグルコースを生成することはできません。
2.脂肪酸はグルコースの合成材料にはなりません。グリセロールはグリコーゲンの合成材料として利用することができます。
3.正しい記載です。コリ回路でグルコースに変換されます。
4.グルカゴンは血糖値を上昇させます。
5.インスリンは血中グルコースの脂肪組織への取り込みを促進します。
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02
乳酸は糖新生によりグルコースを合成します。
1.筋肉グリコーゲンは筋肉を動かすためにエネルギーを使っており、分解して乳酸に代謝されてもグルコース-6-ホスファターゼがないため筋肉から血中グルコースにはなりません。血中グルコースになるには肝臓グリコーゲンです。
2.グルコースはアセチルCoAを介して脂肪酸を作ることができますが、脂肪酸はアセチルCoAをピルビン酸に変換する酵素がないためグルコースを作ることはできません。
4.グルカゴンは血糖値を上昇させます。血糖値を低下させるのはインスリンです。
5.インスリンは血中グルコースの肝臓や脂肪組織などへの取り込みを促進し血糖値を下げています。
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03
1:筋肉にはグルコース-6-ホスファターゼがないため、グルコースを生成することができません。
2:脂肪酸は、グルコースの合成材料にはなりません。
3:正答。筋肉や肝臓で合成された乳酸は、コリ回路によってグルコースに合成されます。
4:グルカゴンは、血糖値を上昇させます。
5:インスリンは、血中グルコースの脂肪組織への取り込みを促進させ、血糖値を下げます。
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