管理栄養士の過去問
第29回
応用栄養学 問100

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問題

第29回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問100 (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者の身体機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 身体機能の個人差は、小さくなる。
  • 食物の胃内滞留時間は、短縮する。
  • 嚥下反射は、低下する。
  • 温冷感は、鋭敏になる。
  • ロ渇感は、鋭敏になる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:3

加齢に伴い唾液の分泌の低下や咀嚼力の低下も考えられるため、嚥下反射は低下します。

1.高齢者ではほとんどの臓器の機能低下が考えられるため身体機能の個人差は大きくなります。
2.消化酵素の活性や胃の働きも低下するため食物の胃内対流時間は長くなると考えられます。

4.皮膚感覚も鈍くなっていくため温冷感は鈍感になっていきます。

5.高齢になると口渇中枢の感受性が低下により喉が渇きにくくなり水分摂取量が減ります。よって口渇感は鈍感になると考えられます。

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02

1. 高齢期では、暦年齢と生理的年齢との差が大きくなるため、身体機能の個人差は、大きくなるので誤となります。

2. 胃液や胃酸分泌量は加齢によって低下し、胃壁の運動機能も低下するため、食物の胃内滞留時間は、長くなります。よって誤となります。

3. 加齢によって嚥下機能が低下するため、誤嚥がしばしばみとめられます。よって嚥下反射は、低下するので正となります。

4. 加齢に伴い、皮膚感覚が低下するため、温冷感は、鈍感になるので誤となります。

5. のどの渇きを感じる作用が低下するため、口渇感は、鈍感になるので誤となります。食事量の減少によっても水分摂取が不足したり、尿の回数を気にして水分を控えることもあるため、水分補給が重要となります。

よって正解は、3. となります。

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03

正解は 3 です。

1:身体機能の個人差は、大きくなります。

2:消化管の機能低下により、食物の胃内滞留時間は、長くなります。

3:正答。誤嚥のリスクが高まります。

4:温冷感は、鈍感になり、熱さや寒さを感じにくくなります。

5:ロ渇感は、鈍感になり、水分摂取不足になりやすくなります。

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