管理栄養士の過去問
第31回
応用力問題 問185
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問題
第31回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問185 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文を読み問いに答えよ。
K健康保険組合に勤務する管理栄養士である。糖尿病予防教室を担当している。次回の教室のために、食物繊維摂取量と糖尿病の発症に関して発表された研究結果をもとに、教材のリーフレットを作成している。
リーフレットに引用する研究情報として重視される条件である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
K健康保険組合に勤務する管理栄養士である。糖尿病予防教室を担当している。次回の教室のために、食物繊維摂取量と糖尿病の発症に関して発表された研究結果をもとに、教材のリーフレットを作成している。
リーフレットに引用する研究情報として重視される条件である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 新聞に取り上げられていること
- 食品企業のホームページに掲載されていること
- 学術誌に掲載されていること
- 学会で口頭発表されていること
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この過去問の解説 (3件)
01
マスメディアで取り上げられたことは、時間や紙面等の都合で内容が省略されたり、研究の一部分だけが大きく取り上げられたり、実験の条件等が提示されていないことがあるため、必ずしも科学的な裏付けがあるとはいえず、最も適切ではありません。
2.×
情報の引用元、著者名、発行年等の出典が明記されていたり、学術専門誌や研究機関からの情報ソースであれば化学的根拠が高いといえます。
しかし、学術誌に掲載されている情報のほうが信頼性が高いといえます。
3.○
学術誌に掲載された論文は科学的根拠が高いです。
掲載するには、各分野の複数の専門家が個々の論文を審査し、掲載価値があるか判断しているため、客観的な評価がされており、最も適切だといえます。
4.×
情報の発信者が例え専門家であっても、その情報について論文報告がなかったり、再現性が確認されていなければ科学的根拠が高いとはいえません。
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02
2:情報がどこから引用されたか分からなければその情報が信頼性のある研究結果であるかはわからないため不適切です。
3:学術誌に掲載されている研究結果は審査を通っているので信頼性が高く、引用するのに適しています。
4:学会での口頭発表は厳しい審査があるわけではないものが多いため、信頼性としては学術誌に比べ高くないと考えられます。
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03
1.×
新聞に記載されている情報は、記者の綿密な取材によって書かれたもので情報の質は低くはありません。しかし、あくまで記者個人が集めた情報であって、研究データに基づいたものであるかは判断がつきにくく、科学的・実証的根拠があるものとはいえません。
2.×
食品企業のホームページに記載されている情報は、食品企業独自で研究したものや引用されたものが多く、科学的・実証的な根拠があるものも少なくありません。
しかし、科学的・実証的な根拠のレベル(エビデンスレベル)は学術誌の方が高いと思われます。
3.〇
学術誌は、直接学術団体や研究機関が編集しており、研究論文の投稿規定がしっかり整備されています。そのため、より多くの科学的・実証的な根拠のある研究情報を得ることができるのです。
4.×
学会で口頭発表されただけでは、たとえ科学的・実証的な根拠のある研究だったとしても、引用する研究情報として適切ではありません。
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