管理栄養士の過去問
第32回
基礎栄養学 問75
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問75 (訂正依頼・報告はこちら)
血糖とその調節に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- グルコースの筋肉組織への取込は、インスリンにより促進される。
- グルカゴンは、筋肉グリコーゲンの分解を促進する。
- 組織重量当たりのグリコーゲン量は、肝臓より筋肉の方が多い。
- コリ回路では、アミノ酸からグルコースが産生される。
- 脂肪酸は、糖新生の材料として利用される。
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この過去問の解説 (2件)
01
(1)〇 インスリンは、骨格筋や心筋、脂肪細胞などに存在するGLUT4を活性化させ、グルコースの取込を促進します。
(2)✖ グルカゴンは、肝臓に貯蔵されたグリコーゲンの分解を促進するホルモンです。
(3)✖ 貯蔵できるグリコーゲンの総量では肝臓より筋肉の方が多いですが、組織重量当たりの量は筋肉より肝臓の方が多いです。
(4)✖ コリ回路では、乳酸からグルコースが産生されます。
(5)✖ 脂肪酸ではなくグリセロールが、糖新生の材料として利用されます。乳酸が材料となるコリ回路の他に、アミノ酸の一種であるアラニンからピルビン酸を経てグルコースを産生する、グルコース・アラニン回路もあります。
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02
正解です。
(2)×
グルカゴンはグリコーゲンの分解を促進しますが、肝臓で行われます。
(3)×
グリコーゲン量の割合は筋肉より肝臓の方が多いです。
(4)×
乳酸からグルコースが産生される回路をコリ回路といいます。
(5)×
脂肪酸は糖新生の材料ではありません。
アミノ酸などが糖新生の材料となります。
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