管理栄養士 過去問
第32回
問121 (臨床栄養学 問122)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

管理栄養士国家試験 第32回 問121(臨床栄養学 問122) (訂正依頼・報告はこちら)

薬剤とその適応疾患の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • エリスロポエチン製剤 ----- 骨粗鬆症
  • HMG-CoA還元酵素阻害薬 ----- 胃食道逆流症
  • 抗TNF-α抗体製剤 ----- クローン病
  • ヒスタミンH2受容体拮抗薬 ----- 高LDLコレステロール血症
  • ビスホスホネート薬 ----- 腎性貧血

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は【3】です。

1.(誤)エリスロポエチン製剤・・・腎性貧血

2.(誤)HMG-CoA還元酵素阻害剤・・・高LDL-コレステロール血症

3.(正)抗TNF-α抗体製剤・・・クローン病

4.(誤)ヒスタミンH2受容体拮抗薬・・・胃食道逆流症

5.(誤)ビスホスホネート薬・・・骨粗鬆症

参考になった数29

02

正解は「3」

1.(誤)エリスロポエチン製剤は、赤血球の産生を促進する作用があります。腎機能の低下によってエリスロポエチンが体内で産生されにくくなることによって起こる『腎性貧血』に対して用いられます。

2.(誤)HMG-CoA還元酵素阻害薬は肝臓でのコレステロールの合成の際に作用するHMG-CoA還元酵素の働きを阻害します。
高LDLコレステロール血症の場合などに用いられます。

3.(正)抗TNF-α製剤は炎症性サイトカインであるTNF‐αを抑制する働きがあり、クローン病や関節リウマチなどの自己免疫疾患の治療に用いられます。

4.(誤)ヒスタミンH2受容体拮抗薬は、胃の細胞壁にあるヒスタミンH2受容体に作用し、胃酸の分泌を抑制します。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの治療に使われます。

5.(誤)ビスホスホネート薬は破骨細胞の作用を弱め、骨吸収を低下させて骨量の低下を抑える作用があります。よって『骨粗鬆症』の治療に使われます。

参考になった数15

03

正解:「3」

1:エリスロポエチンには赤血球の産生を促進する働きがあります。
腎性貧血の際などに用いられます。

2:HMG-CoA還元酵素阻害薬は肝臓でのコレステロール合成を阻害します。
高LDLコレステロール血症の場合などに用いることができます。

3:正解です。抗TNF-α製剤は炎症性サイトカインであるTNF‐αを抑制する働きがあり、クローン病や関節リウマチの治療に用いられます。

4:ヒスタミンH2受容体拮抗薬は胃酸の分泌を抑制する効果があります。
胃食道逆流症の治療に用いられます。

5:ビスホスホネート薬は骨吸収を抑制するため、骨粗鬆症の治療に用いられます。

参考になった数5