管理栄養士の過去問 第32回 臨床栄養学 問121

正解は【2】です。

SOAPとは、
S:主観的データ　
O:客観的データ
A:評価
P:計画　　のことです。

1.(誤)低栄養状態⇒Aに記載

2.(正)血清アルブミン濃度⇒Oに記載

3.(誤)家に帰りたい⇒Sに記載

4.(誤)嚥下調整食の指導⇒Pに記載

5.(誤)水を飲む時にむせる⇒Sに記載(患者が診察時に言ったことであれば)　　⇒Oに記載(嚥下能力の判定結果であれば)

正解は「２」
SOAPとは、
S…主観的情報（患者の訴えや日頃の様子など）
O…客観的情報（臨床検査の数値など）
A…評価・考察（S,Oから出された患者の病態など）
P…計画（病態の回復のために行う医療計画など）
をさします。

1.(誤)低栄養状態という病態を記入するのは『A』となります。

2.(正)血清アルブミン値2.8g／dLというのは、客観的な数値データとなるので『O』で正しいです。

3.(誤)家に帰りたいというのは、患者の訴えにあたるので『S』になります。

4.(誤)嚥下調整食の指導は、治療計画にあたるので『P』になります。

5.(誤)水を飲む時にむせるというのは、患者が日常的におきていることを示しているので『S』にあたります。

正解：「２」

SOAP…叙述的記録
S…主観的情報
O…客観的情報
A…評価・考察
P…計画

１：「低栄養状態」は客観的情報のため「O」に記録します。

２：正解です。
血清アルブミン値等の検査データは「O」に記録します。

３：「家に帰りたい」は患者の主観であるため、「S」に記録します。

４：「嚥下調整食の指導」は「A」を受けてたてた計画、つまり「P」に記録します。

５：客観的に見た患者の様子であるため「O」に記録します。