管理栄養士の過去問
第34回
午前の部 問29
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
循環器系の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 僧帽弁を通る血液は、動脈血である。
- 肺静脈を流れる血液は、静脈血である。
- 左心室の壁厚は、右心室の壁厚より薄い。
- 交感神経の興奮は、心拍数を低下させる。
- アンジオテンシンⅡは、血圧を低下させる。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
1:正
僧帽弁は左心房と左心室の間にある弁で、動脈血が通ります。
三尖弁は右心房と右心室の間にある弁で、静脈血が通ります。
2:誤
肺静脈は肺から左心房へ戻る静脈で、動脈血が流れています。
肺動脈は右心室からは胃へ血液を運ぶ動脈で、静脈血が流れます。
3:誤
左心室は全身へと血液を送り出すため、
右心室の壁圧よりも約3倍厚くなっています。
4:誤
交感神経、副交感神経は自律神経で、
無意識に身体の機能が調節されます。
交感神経は緊張状態になるため、心拍数を増加させます。
副交感神経はリラックスした状態になり、心拍数を減少させます。
5:誤
アンジオテンシンⅡは血圧を上昇させます。
アンギオテンシンⅠは肝臓で分泌されたアンギオテンシノーゲンから
つくられ、アンギオテンシンⅡはアンギオテンシンⅠから
アンギオテンシン変換酵素(ACE)によってつくられます。
副腎皮質に作用し、アルドステロンが分泌されることによって
腎臓の集合管でNaの再吸収が促進され、血圧が上昇します。
参考になった数26
この解説の修正を提案する
02
僧帽弁を通る血液は、動脈血です。
僧帽弁は左心房と左心室の間にある弁です。
2:×
肺静脈は肺でガス交換をして左心房に戻る血液なので動脈血です。
3:×
左心室は右心室に比べ、内圧が強いため、左心室の壁厚は、右心室の壁厚より厚いです。
4:×
交感神経の興奮は、心拍数を増加させます。
5:×
アンジオテンシンⅡは、動脈を収縮させるため血圧を上昇させます。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
03
1.(正)
僧帽弁を通る血液は、動脈血です。
2.(誤)
肺静脈を流れる血液は、動脈血です。
3.(誤)
左心室の壁厚は、右心室の壁厚より厚くなっています。
4.(誤)
交感神経の興奮は、心拍数を上昇させます。
5.(誤)
アンジオテンシンⅡは、血圧を上昇させます。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
前の問題(問28)へ
第34回問題一覧
次の問題(問30)へ