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管理栄養士の過去問 第34回 午前の部 問88

問題

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妊娠期の生理的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
インスリン抵抗性は、低下する。
   2 .
腸管のカルシウム吸収率は、低下する。
   3 .
血清アルブミン値は、低下する。
   4 .
循環血液量は、減少する。
   5 .
血清トリグリセリド値は、低下する。
( 第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問88 )
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この過去問の解説 (3件)

17
正解は 3 です

1:誤
妊娠中はインスリン抵抗性を増大させることによって
胎児にグルコースを届けています。

2:誤
胎児へとカルシウムが供給されるため血清カルシウム値は低下しますが、
腸管でのカルシウム吸収率は上昇します。

3:正
妊娠中は血液量が増加するため、相対的にヘモグロビンや
血清アルブミン値、ヘマトクリット値は減少します。

4:誤
妊娠中は胎児や胎児付属物があるため、循環血液量は増加します。

5:誤
妊娠中には総コレステロールや白血球、LDLコレステロール、
HDLコレステロール値は上昇します。
血清トリグリセリド値も上昇します。

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6
正答は(3)

1.(誤)
妊娠期において、インスリン抵抗性は、増大するといわれています。
妊娠中は、胎児にエネルギー源である糖を与える為、胎盤から血糖を上昇させるホルモンが分泌されます。
その為、インスリン抵抗性が、増大するといわれています。

2.(誤)
妊娠期において、腸管のカルシウム吸収率は、上昇するといわれています。
妊娠、授乳期は、多くのカルシウムを必要とします。
しかしながら、腸管でのカルシウム吸収率が上昇する為、食事摂取基準においてカルシウムの負荷量は設定されていません。

3.(正)
妊娠期において、血清アルブミン値は、低下するといわれています。
妊娠期は、血液量が増加します。
しかしながら、赤血球の増加を血漿量の増加が上回る為(血液が希釈された状態)、貧血や血清アルブミン値の低下がみられます。

4.(誤)
妊娠期において、循環血液量は、増加するといわれています。
しかしながら、赤血球の増加を血漿量の増加が上回る為(血液が希釈された状態)、貧血が起こりやすいといわれています。

5.(誤)
血清トリグリセリド値は、増加するといわれています。
妊娠中はエストロゲンの上昇やインスリン抵抗性の増大により、血清脂質の増加がみられます。

5
1.妊娠中は胎盤の影響でインスリンの働きが抑えられたり、インスリンを壊す酵素が産生されたりするため、インスリンが効きにくい状態となります。よってインスリン抵抗性は増大します。


2.妊娠中は胎児へのカルシウム供給量を確保するために活性型ビタミンDの増加などによりカルシウム吸収が亢進します。妊娠中にカルシウムの付加が必要ないとされているのはこのためです。


3.正解です。妊娠中、血清アルブミン値は低下します。


4.妊娠中は胎児への血液も確保する必要があるため、循環血液量は増加します。この増加は特に血漿量が増えるために起こります。


5.妊娠中はグルコースが優先的に胎児に使われるので、母体はグルコースが不足しやすくなります。その不足分を補うため、血清トリグリセリド値は増加しやすくなります。

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