管理栄養士の過去問
第34回
午後の部 問106

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問題

第34回 管理栄養士国家試験 午後の部 問106 (訂正依頼・報告はこちら)

2型糖尿病の患児とその保護者を対象とした栄養教育プログラムの、環境目標を設定するためのアセスメントである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • 患児の成長を、身長と体重の記録で調べる。
  • 家族の病歴を、診療記録で調べる。
  • 家庭に常備されている飲料の種類を、質問紙で調べる。
  • 家庭の調理担当者と食事内容を、食事記録で調べる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:4
栄養教育における目標設定には、結果目標、行動目標、学習目標、環境目標、実施目標があります。

結果目標・・・栄養教育により最終的に達成したい目標。
行動目標・・・結果目標を達成するために必要な食習慣改善に関する目標。
学習目標・・・行動目標を達成するために必要な、知識や態度、技術を得るための目標。
環境目標・・・行動目標を達成するために必要な、食環境、周囲の支援を整えるための目標。
実施目標・・・学習目標や環境目標を達成するための、より具体的な目標。

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02

正解:4
行動変容を促すためには、行動目標(具体的な食行動の改善)を達成するための環境整備が必要です。主な食物の入手先や食事に関する情報の入手先などの食環境、または家庭や職場など学習者を取りまく、さまざまな環境の改善など、学習者に対して環境面で可能な支援を環境目標として設定します。
家庭の調理担当者と食事内容を評価することで食環境を把握することができます。

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03

2型糖尿病は、食事など生活習慣が大きく関わっているため、保護者が毎日与える食事が環境要因であると考えられます。

よって、環境目標を設定するためには、
4番の「家庭の調理担当者と食事内容を、食事記録で調べる」という選択肢が正しい答えです。

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