管理栄養士の過去問
第34回
午後の部 問125

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問題

第34回 管理栄養士国家試験 午後の部 問125 (訂正依頼・報告はこちら)

C型慢性肝炎患者に対する鉄制限食の主な目的である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • C型肝炎ウィルスの除去
  • 活性酸素の産生抑制
  • 夜間の低血糖予防
  • 肝性脳症の予防
  • 腹水の予防

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:2(活性酸素の産生抑制)

C型慢性肝炎患者は、肝臓に鉄が沈着しやすく、活性酸素を発生させることで肝炎が悪化します。過剰な鉄は酸化ストレスを惹起させるため、鉄摂取量の制限や、瀉血療法を行います。

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02

肝臓の役割の1つに、鉄を代謝することが挙げられます。

C型慢性肝炎では、肝臓が炎症を起こしている状態のため、鉄が代謝されず、過剰に蓄積してしまう傾向にあります。

鉄が過剰に蓄積することにより、体内の活性酸素が多くなり、肝炎の症状がより悪化してしまいます。

よって、鉄の摂取量を制限し、活性酸素が産生されるのを防ぎます。

正しい答えは、2番です。

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03

正解:2
C型慢性肝炎では肝臓内に鉄が過剰に沈着していることが多いです。過剰に沈着した鉄と過酸化水素が反応することで、フリーラジカルが発生し肝細胞障害、DNA障害を引き起こし、肝炎の進展をきたしています。過剰な鉄の沈着を抑制するために、瀉血療法や鉄制限食をおこないます。

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